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考え事をしていたらあっという間に目的地に着いた
『ここか…』
私は波打ち際まで来てサンダルを脱ぐ
手にサンダルを持つと足首まで海に浸かった
『海神…私はどうしたらいい？彼のこと愛してるの。でも辛いよ…』
ザブーン！
わたしはトリップした時のように波に飲まれ海の中にいた
『海神…どこにいるの？』
海神「お主、辛そうな顔をしているな」
『私、彼にとって怪しい人物で毎日疑われて過ごすのが辛い…』
海神「でも、愛しているのだろう？」
『ええ…愛してる。最初は傍にいるだけで良かった。傍にいて彼の苦しみを少しでも和らげようと思ってた…でも彼に会って話をしてそれだけじゃ嫌だと、愛されたいと思ってしまった』
だから今の状況が辛い
彼の優しさは私を探るためのものだから…
海神「愛されたいと願うことは悪いことではない」
『でも彼は戸籍のない私を疑っているの…愛される以前の問題よ』
海神「お主に戸籍がないのはこの世界に仮に存在しているからだ。愛あるキスさえしてもらえればお主はこの世界に存在を認められ戸籍も生まれる。それと、お主が疑われているのは戸籍のあるなしではない。お主が記憶喪失だと嘘をつき、知らず知らずのうちに壁を作っているからだと思うがな」
知らず知らずのうちに壁を…
確かに嘘をついていたら信用なんてされない
でも、戸籍も帰る家もない私はトリップのことを話してはならないという条件をつけられ“記憶喪失”という嘘をつくしかなかった
『ならどうしたらよかったのよ…』
海神「それはお主自身で考えることだ」
海神はそう言うと消えてしまった
私は気がつくと波打ち際に立っていた
とりあえずこの浜辺はトリップ前にいた浜辺だったため、お店兼自宅があった場所へ行ってみることにした
街並みはトリップ前と然程変わらなかった
見慣れた建物のある角を曲がり少しいくとあるはず…
『やっぱり無いんだ…』
行って見たがやはりお店兼自宅は存在しなかった
私は街を歩き回りビジネスホテルを探した
とりあえず今日は疲れたから休みたい
スマホで近隣のホテルをピックアップし今日から２泊ほどできるか確認する
何とか３件目でチェックインしベッドへダイブした
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やっち(プロフ) - 続きが気になります (2022年7月13日 17時) (
レス) @page34 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もっと、みたいです！ (2022年6月12日 20時) (レス) id: 1acacd4c07 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - 続きが気になります。お願いします。 (2022年6月12日 20時) (レス) @page30 id: 1acacd4c07 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新されないんでしょうか？ (2020年8月6日 17時) (レス) id: 123a0a7152 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ - 更新とても嬉しいです(^O^)数あるトリップ作品の中で、大好きな作品です！夢主ちゃんを全力で応援してます(^O^) (2019年4月1日 13時) (レス) id: 0d02dac736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuiS_tan | 作成日時：2018年11月12日 0時
