特別 ページ11
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駅を通り過ぎて、2個目の信号の手前を右に曲がる
駅前の賑わいとは離れた静かな路地を奥へと進んでいくと
ナチュラルな装飾を施した洒落た看板がみえてくる
路地裏の閑静な景色とは異なる
一歩、別空間に入り込んだような微妙な異質さが
わたしには特別に感じて好きだ
カランコロン―
別空間への入口を可愛らしく彩るドアベルの音に
カウンターの奥でコーヒーを注いでいた男性が顔をあげた
JN「Aちゃん。
いらっしゃい。カウンターでいいよね?」
いつもの席というのかな
大学に入学してすぐにこのカフェをみつけて気になって入ってみたところ
店内の雰囲気と、店長であるソクジンさんの人柄、
そしてなにより、ここのクロックムッシュが美味しすぎて
何度か通わせてもらっているうちに、すっかりジンさんと仲良くなり
カウンター席がわたしの特等席になった
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作者名:Rosé | 作成日時:2020年9月11日 17時