197キス ページ31
『……だって、真冬くんもそうでしょ。
不幸自慢してんなって…今が幸せなんだから過去のこと引きずるなって、思うでしょ』
ま「思わないよ。僕も、過去のこと引きずってるもん」
『何処が』
私から見た真冬くんはいつも明るくて、目の前のことに夢中になっている人だ。
私みたいになるせに頼ってばっかりとかそうじゃない。
ま「んー…例えば、ずっと言ってなかったけど、昔いろいろあって一人暮らししてる……とか？」
『……え』
真冬くんは私の頬をつつき、へらりと笑うと。
ま「まあ、正確に言えば一人と二匹暮らしだけどね」
そう優しく言うと、ちょっと目を細めた。
『二匹？』
ま「うん。猫飼っててさ。…今はペットホテルに預てる。今頃寂しくなって鳴いてるかも。
僕もたまに心配になるし」
細めていた目を戻して私に視線を合わせた。
真冬くんは何がしたいのだろう。
猫の話なんかして。
ま「……ん」
すると突然、上から覆いかぶさるようにぎゅっと包み込まれる。
『…っわ』
慌ててココアの缶を胸元に引き寄せると、真冬くんはちょっと顔を歪めて、缶を持っているてに自分の手を重ねてきた。
ま「…これ、ちょーだい？」
『……やだっ……て』
真冬くんは私が拒否することが分かっていたのかのように、無理矢理指を絡めて缶を奪い取った。
暫く自分のココアの缶を見つめたあと、そっとココアの缶を床において再び私の前に立ち、空いた片手で壁に手をついた。
そして………
ゴクッ
突然、飲みだしたのだ。
せっかくいい感じにぬるくなって来てたのに…。
自分のあるんだしそっち飲めば…………
と思った直後、私はある大きな問題を自覚した。
いやなんで気づかないのか可笑しいくらいなんだけど。
『あ、………か、関節、キス………っ』
真冬くんは缶から口を話し、唇に付いたココアの雫を舌で綺麗に舐め取る。
ま「……恥ずかしいの？顔真っ赤だよ？」
真冬くんは上から見下すような目でニヤリと笑った。
ま「だからお金要らないって言ったじゃん。
それに……関節キスだけじゃないでしょ？」
トントンと耳の側で壁の音がする。
……あ、……よく考えれば、ずっと、壁ドン……されてた…………。
『………っ〜〜〜！！』
言葉にならないくらい恥ずかしくなって逃げようとする。
ま「ほら、暴れない暴れない」
そんな低い声が耳元をかすめた。
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カバヤキ(プロフ) - ルコふぃまてりぃさん» うわぁぁぁ……お疲れ様……。私も返って来たんだけど、自信ある順で返ってきたから最後のほうメンタル磨り減ったよ……(´；ω；｀)強く生きようね……！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: e95f11e925 (このIDを非表示/違反報告)
ルコふぃまてりぃ - カバヤキさん» テストあるの！？頑張ってね( :`∀´:)私はこの前定期の結果返ってきて…先生に絞られた( ´ ∀ `。) (2022年5月14日 22時) (レス) id: 15224720b1 (このIDを非表示/違反報告)
カバヤキ(プロフ) - ルコふぃまてりぃさん» 補習あるの！？大変だぁ…(´；ω；｀)ルコちゃんならできるよ！頑張れ！！私もそろそろテストあるから頑張んないと……(；・∀・) (2022年5月11日 21時) (レス) id: e95f11e925 (このIDを非表示/違反報告)
ルコふぃまてりぃ - カバヤキさん» めちゃめちゃ分かる！！皆声綺麗過ぎて……絡みも尊い…そして課題が全然終わらない…( : д ;` )補習は間逃れたいよね…！ (2022年5月8日 18時) (レス) @page48 id: 15224720b1 (このIDを非表示/違反報告)
カバヤキ(プロフ) - ルコふぃまてりぃさん» ミスタ超イケメンだよね！あと、ルカのクソガキムーブとにじENメンバーの絡みも尊くて何回も切り抜き見ちゃう！Voxも声、凄く落ち着くから何言ってるのか分かんなくてもASMR配信流し聞きしちゃう！ (2022年4月21日 9時) (レス) id: e95f11e925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カバヤキ | 作成日時：2021年12月12日 12時
