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次の日
家を出ると、透が待っていた。
『お、おはよう。』
透「おはよう。」
どうやら一緒に登校するつもりだ。
お互い何も離さずに歩き続ける。
気まずい…
そう思っていた時、透がそっと私の手を握った。
『何？』
思わずこそこそと透に聞く。
透「恋人ってこんな感じじゃないのか？」
どこかの小説の影響だろうか。
はたまた昨日話したこと？
当たり前、というように返す通る。
『無理しなくてもいいんだよ。それに、疑似だし。』
更に声を小さくして言う。
傍から見たらいちゃついているカップルのように見えるだろう。
しかし、透の手が離れることはなかった。
昨日、ふたりで決めた新たな条件
3つ目：みんなが見ているときは、恋人ごっこをする。
これは、周りから怪しまれないようにという透からの提案だった。
あくまでもみんながいるときだけ。
"仲良しカップル"を演じる。
うまくできるかどうかはわからないけれど、私は透のその提案に賛成した。
透と一緒にいる時間が増えるのは嬉しい。
でも、それと同時に切なさも私を襲った。
学校が近づくにつれ、クラスメイトや同じ制服を着た人が増えていく。
私たちを見るたびに何やらコソコソと言っていた。
恥ずかしくなって私から繋がれていた手を離す。
疑似恋人ってことは内緒だよ、と再度彼に念を押して自分の教室へと行った。
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万奈(プロフ) - わざわざありがとございます！こちらこそ投稿頑張ってください！！ (2022年9月19日 23時) (
レス) id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
Macaron.。(プロフ) - 万奈さん» コメントありがとうございます。苗字の件ですが、修正しました。これで、大丈夫だと思うんですが…。もし不具合があれば、教えて下さい🙏これからもよろしくお願いします。 (2022年9月19日 22時) (レス) id: e961c94952 (このIDを非表示/違反報告)
万奈(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！質問なのですが、16話の苗字は変換出来ないのでしょうか？ (2022年9月19日 22時) (レス) @page16 id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Macaron.。 | 作成日時：2022年9月11日 12時
