【番外編】 過去 ページ28
私は中学生時代、いじめられていた。
きっかけは些細なこと。
周りよりちょっと頭がいいとか、顔がいいとかモテるとか…そんな理由でいじめが始まった。
いじめは次第にエスカレートし、私は常に一人状態、誰ひとり話しかけてこないようになった。
あの日、ある人に出会うまで…。
ある日のこと
【放課後、体育館裏。】
いつもどおりの呼び出し。
行かないとひどい目に遭うので、行かない訳にはいかない。
まあ、行ってもひどい目に遭うんだけど…
なんやかんやで放課後になった。
以前、荷物をおいていったら教科書がなくなったりぼろぼろになったりしたのでカバンを持って教室を出る。
体育館裏に行くと、彼女らは既に来ていた。
他の子達はまあ無視とか悪口なんだけれど、彼女らは暴力を振るってくる時がある。
はじめに私に目をつけたのも、彼女らの集団の中の1人だ。
女「遅ぇんだよ。」
一人が言う。
『ごめんなさい』
いつからだろう。
”ごめんなさい”とばかり言う毎日になったのは。
こんなに声が小さく、弱々しくなったのは。
ﾊﾟｼｬｯ
水がかけられる。
彼女らは私の姿を見てケラケラと笑う。
私は両手を握りしめるだけ。
その後も写真を撮られたり、暴言をはかれたりし、今日のところは満足したのか帰っていった。
彼女たちが帰ったあと、私はその場に座り込む。
あのあとも水をかけられ、カバンも髪も服もびしょ濡れだ。
…この日々はいつまで続くのだろう。
辛い、しんどい、死んでしまいたい。
私の精神は限界に近かった。
そろそろ帰るか。
そう思って立ち上がりあるき始めたとき、誰かとぶつかった。
『ごめんなさい』
？「いや、俺の方こそごめん。」
…男の子？
てっきりさっきの集団かと思っていたのに明らかに違う声が聞こえて思わず見上げると、そこにはかなり明るい茶髪の男の子が立っていた。
？「大丈夫？」
そう言ってニッコリと微笑む。
『あ、はい。』
秀「俺、豊臣秀吉。君は？」
『北政所です。』
秀「まあ、名字もやけど。下の名前は？」
『…A。』
秀「Aちゃんか〜。」
それが、秀吉との出会いだった。
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Macaron.。(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！夏休み中に本編の方も書いてみようかな…と思います。これからもよろしくお願いします🙇 (7月19日 23時) (
レス) id: 0435f914bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 本編の更新待ってますので、更新頑張ってください。 (7月19日 21時) (レス) id: 09c3d2c8dd (このIDを非表示/違反報告)
Macaron.。(プロフ) - 千鶴さん» ありがとうございます！これからもゆっくりめのペースではありますが、更新頑張ります。 (2022年9月24日 11時) (レス) id: e961c94952 (このIDを非表示/違反報告)
千鶴 - とっても面白かったです！更新待ってます！頑張ってください！ (2022年9月23日 11時) (レス) @page8 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
Macaron.。(プロフ) - 美優さん» 教えてくださりありがとうございます！参考になりました！ (2022年8月29日 11時) (レス) id: e961c94952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Macaron.。 x他1人 | 作成日時：2022年7月27日 19時
