68キス ページ40
『もしもし』
ま「どうしたの！？」
スマホの向こう側から、キンキンと高い声が聞こえてくる。
『うぅっ…』
真冬君の声を聞いた途端、感情が爆発し、嗚咽が漏れた。
ま「ねぇ、どうしたの？誰かに泣かされた？大丈夫？家、今から行こうか？泣かせた奴、しばいてあげるよ？」
段々声が低くなってくる彼。
また、泣きながら電話してしまった。
『河本、にッ、嫌われたッ』
苦しくて、怖くて、縋りたくて。
どうして真冬君に電話をしたかなんて忘れて、今は泣くのを抑えるのに必死だった。
ま「え？なんで？…って、深呼吸して！吸って、吐いて…あぁ、ゆっくりね！！大丈夫だから、
僕が、ついてるから。落ち着いて…」
みるみる呼吸が荒くなっていく私に、慌てながらも指示を出して落ち着けようとしてくれる。
『うっ……ご、ごめんねっ……』
しばらくして、なんとか気持ちを持ち直し、真冬君に謝る。
ま「ほ、本当に、大丈夫？落ち着いた？」
真冬君も段々心に余裕ができたのか、いつも通りの口調に戻っていった。
私は、鼻声になりながらも今までのことを話した。
真冬君は静かに相槌を打って、話を聞いてくれた。
ま「だから、嫌われたって、思った、の？」
見えやしないのに、私は首を縦に振る。
真冬君は少し押しだまったままだった。
それから、突然、�爐─△鵝��瓩叛爾鯱海蕕兄呂瓩拭�
『どうしたの？』
真冬君は声を止めた。
ま「それ、嫌われて、ないよ」
『え？』
真冬君はすらすらと言葉を繋げてていく。
ま「河本さんの、ことだもん。嫌う訳、ないよ。だって、初めて、話した時、僕に、Aちゃんの事とか、吉田さんのこと、いっぱい、話して、くれたもん」
『え？でも、だからって…』
真冬君は、ゆっくり、言い聞かせるように言った。
ま「本当に、迷惑、かけちゃったって、思ったんじゃない？…だから、謝った」
『でも、今までと、なんか、違かった。文章が冷たい感じだったし、既読スルーだって、された』
ま「今までにも、既読スルー、されたことのないの？」
『それは…』
ある。既読スルーされた事、めちゃくちゃある。で、次の日会ったら、何事もなかったかのようにヘラヘラしてるわ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ごめんなさい。
親からの制限が以前よりキツくなってしまった為、更新頻度落ちてしまいました。
もしかしたら250人記念載せられないかもです。
出来たら、なるべく早く更新しますね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「学パロ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カバヤキ(プロフ) - ありがとうございます！！是非、楽しみにしていて下さいね！(コメント返せるようになりました！) (2021年5月28日 15時) (
レス) id: ed7878be4d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編おめでとう！新作も楽しみにしてます！なるせくんが出ない理由気になる... (2021年5月27日 20時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いえいえ〜物語作るのうまくてすごい！私別の夢小説で更新してるけど全然みてくれないし泣 (2021年5月23日 23時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
ルコふぃまてりぃ - 誰なんだ！！！ぶつかってきたのは！！モブ？河本さん？それともnqrseくん？予想は………わからない…… (2021年5月16日 15時) (レス) id: 15224720b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 53位おめでとう！ (2021年5月13日 20時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カバヤキ | 作成日時：2021年3月25日 16時
