56キス ページ20
再びお腹に衝撃を感じ、背中を壁に思いっきりぶつけた。
『うッ』
ちょうど治りかけていた足を思いっきり壁にぶつけ、思わず声が漏れた。
私が悪いわけじゃない。なのに、なんで、なんでこんなことになるの。こんなめに遭うの。
涙で視界が滲む。
こんな奴らの前で泣きたくない。
泣きそうになる自分が嫌いになる。
男子「泣いちゃったの？泣けよ」
そう言って男子が近づいてきた時。
「ふざけんな」
一番、聞きたかった声が聞こえた。
女子「え、うそ」
女子「ち、違うの、男子が！」
『なる、せ？」
女子達は一斉に逃げようとする。
な「待てよ」
女子達の顔がどんどん青褪めていく。
な「Aに二度と近づくな。俺にも話しかけてくんな」
女子は引き攣った笑顔で�犢圓貝瓩叛爾魍櫃厩腓Δ函⊂�走りで立ち去った。
な「あとは…」
なるせは私の方に歩いてきた。
『なるせ、なるせっ』
私は起き上がってなるせの元に行こうとする。
な「足痛いんだったら歩くな。あと、ちょっとこいつら片付けるから離れてろ」
私は足を止める。
なるせは男子に近づくと、あっという間にモップを二つとも奪い取る。
…駄目だ。
失礼だけど、なるせ相手にこんなへっぽこ男子が勝てるわけない。ボコボコにされる。
私は走って男子を蹴ろうとしたなるせにしがみついた。
『駄目！もしこれがバレたら、なるせが怒られる。やめて！！』
な「お前はそれでいいのかよ！！」
初めて聞いたなるせの怒った声。
冷静を装いながらも、混乱の色が浮かんでいる瞳。
『いいの、だから、やめて…』
なるせはゆっくりと私の方に体を戻した。
な「お前、ひどいこと言われたんだろ。痛かったんだろ。泣いたんだろ。なのに…」
なるせは泣きそうな声で言った。
『なんでなるせが泣くの…。私はいいの。迷惑、かけたくない』
な「迷惑なんてかかってねぇ」
『なら、なるせに怪我させたくない』
な「別に怪我しても…」
私はなるせを見つめ続けた。
なるせはため息を吐くと、�猜�かった�瓩頒譴�、振り返った。
な「…あれ、男子軍どこ行った？」
『さっきソロソロ帰ってったけど』
気付かなかったんだ。
な「言えよ！」
『今言ったよ！』
な「逃げた時に言えよ！」
『だってなるせ殴るじゃん！』
〜〜〜〜〜〜〜〜
作者、ガチで男子二人からモップで殴られて泣きそうになったことがあります。
こんな感じの悪口言われたりしました。
虐め、絶対に駄目。
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カバヤキ(プロフ) - ありがとうございます！！是非、楽しみにしていて下さいね！(コメント返せるようになりました！) (2021年5月28日 15時) (
レス) id: ed7878be4d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編おめでとう！新作も楽しみにしてます！なるせくんが出ない理由気になる... (2021年5月27日 20時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いえいえ〜物語作るのうまくてすごい！私別の夢小説で更新してるけど全然みてくれないし泣 (2021年5月23日 23時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
ルコふぃまてりぃ - 誰なんだ！！！ぶつかってきたのは！！モブ？河本さん？それともnqrseくん？予想は………わからない…… (2021年5月16日 15時) (レス) id: 15224720b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 53位おめでとう！ (2021年5月13日 20時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カバヤキ | 作成日時：2021年3月25日 16時
