入学式のなるせくん 3 ページ14
入学式中、私はなるせからの視線を感じながらも、ちゃんと校長先生の話を聞いていた。
しかし、一つ問題なのは…。
お母さん寝ました。なるせのお母さんとお父さんも寝ました。私のお父さんがうとうとしています。
周りの親は我が子の動画をずっと撮ってるのに、お母さん達だけ浮いてるよ。
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入学式を終え、なるせと一緒に教室へ向かう。
時折女の子達がなるせをチラチラ見ていた。
黒板に貼ってある席順を見て、自分の席に腰掛けた。
周りを見渡すと、大体の人が顔見知りがいるようで、中良さげに話している。
私はなるせしかいないからなぁ。
なるせを見ると、周りの席の女の子達にひっきりなしに話しかけられていた。
一人になってしまうのではないか。不意に、そんな心配が頭をよぎった時。
男の子「あの、隣になったから、よろしくね」
隣の男の子が声おかけてきた。これは願ってもないチャンス！
『よろしく！お名前、なんて言うの？》
男の子「一ノ瀬彼方。みんなからはそらるって呼ばれてるから、そらるって呼んで」
『私、唐木A！呼び方はなんでもいいよ』
そ「Aちゃんね。覚えた！」
『そらる君はさ、友達いるの？』
そ「まだいない。Aちゃんが初めて」
『私も初めてなんだ！』
そう言うと、そらる君はふんわり笑った。
隣の子と仲良く慣れそう。良かった！
ガラッ
教室のドアが開き、担任の先生が入ってきた。
先生「私が、みんなと一緒にお勉強することになるました。よろしくね！早速だけど、自己紹介しよっか。1番の子から前に出て」
突然始まる自己紹介。最初はそらる君から。
先生「次、唐木さん」
先生に呼ばれ、返事をしてから前に出る。
『唐木Aです。好きな食べ物は、チョコミントアイです。よろしくお願いします」
無難に自己紹介をし、席に戻った。
それからどんどん自己紹介が進み、なるせの番が来た。
な「桃山なるせ。好きなことは、ゲームと歌。嫌いなことは勉強と人の話を聞くことです。俺の下僕、募集してます。唐木Aとは幼馴染です。よろしくお願いします」
爆弾投下。
そ「すっげ」
そらる君がボソッと言った。
『そらる君、何してるかな』
な「ああ、そんな奴もいたね」
なるせは遠くを見るような目で言った。
な「あいつ、入学して3ヶ月後に引っ越したんだっけ？」
『また会いたいな』
澄んだ青い空に向かって小さく言った。
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カバヤキ(プロフ) - ありがとうございます！！是非、楽しみにしていて下さいね！(コメント返せるようになりました！) (2021年5月28日 15時) (
レス) id: ed7878be4d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編おめでとう！新作も楽しみにしてます！なるせくんが出ない理由気になる... (2021年5月27日 20時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いえいえ〜物語作るのうまくてすごい！私別の夢小説で更新してるけど全然みてくれないし泣 (2021年5月23日 23時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
ルコふぃまてりぃ - 誰なんだ！！！ぶつかってきたのは！！モブ？河本さん？それともnqrseくん？予想は………わからない…… (2021年5月16日 15時) (レス) id: 15224720b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 53位おめでとう！ (2021年5月13日 20時) (レス) id: ccb1d0def4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カバヤキ | 作成日時：2021年3月25日 16時
