【wrwrd!】狐と我々【男主】【軍パロ】 (ページ35)

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32. ページ35

過去編(？)の続きです
※一部暴力的な表現があるかもしれません。
ご了承ください。

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眼帯を付け直し、家に帰ると、いきなり母に殴られた。

「なんでお前なんか帰ってくるのよ！
ずっと何処かへ行っとけば良かったのに！
この忌み子が！」

続いて父に蹴られる。

「母さんの言う通りだ！
お前のせいで俺達は苦労しているんだ！
お前のせいで！」

こうして心無い言葉と暴力が俺に降りかかる。
でもこの地点で既に正気を失っていた俺は笑っていた。

「…！ニヤついてるなんて、気持ち悪い。
あんたみたいな忌み子なんてさっさとﾀﾋねばいいのに」

気持ち悪い。忌み子。ﾀﾋね。
何度このような言葉をかけられただろうか。
それを考えるともっと笑ってしまう。

笑っている俺を見た両親は大層気持ち悪がり、何処か行ってしまった。
フラフラの足取りで部屋に戻り、鏡で自分の顔を見ると、文字のようなものが刻まれている左目が映る。
お前のお陰で俺が好きなことを見つけることができたよ。
そう思いながら左目を撫で、ニヤリと笑った。

その日の夜。
両親が寝静まったところで、俺はキッチンへ行った。
引き出しを開け、包丁を取り出す。
そしてそれを片手に両親ないか部屋へ向かった。

親はスースーと息を立てて寝ていた。
しかし、包丁を心臓に刺すと、それはすぐに止まってしまった。
人間とは何と脆いことか。
そう考えながら家を飛び出し、村の全ての家へ忍び込み、村人全員を殺.し。
包丁を刺した時に聞こえるグチャリという音も、いつしか快感へと変わっていった。

気がつくと、日は既に登っていた。
村人全員を殺.した俺は、正気に戻り今後どうしようかと考えていた。
その時だ。
近づいてくる気配に気付いたのは。

振り返ると、そこには紫色のストールを巻いた人物が立っていた。

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字数ないので中途半端ですが区切ります。