夢十夜-第一夜 ×… ページ1
ジェシーside
こんな夢を見た。
お世辞にも綺麗とは言えない倉のような
部屋で
あぐらをかく俺と、
前の敷き布団に転がる
よく知るひと。
こーちだった。
こーちはちいさい声で
「…もう、死ぬんだわ、…俺」
と呟いた
確かに体は細いけど
健康的な血色の肌と
黒目がちな瞳からは想像もつかない
ことばだった。
俺は不安になってこーちの
まくらに顔を寄せて
「死なないよね…?大丈夫でしょ…?」
と聞いた、
「でも…死ぬんだもん、仕方ないよ。」
と、消えなさそうな笑顔で答えた
「じゃあ…俺の顔が見える？…」
「見えるって、そりゃ、そこに居んじゃん。」
また、優しい顔でこちらに
華奢な腕を伸ばした
…やっぱり、こーち死ぬの…
そうかと、気落ちした気分のまま
腕を組みされどこーちを見つめていた
「俺が死んだらさぁ…」
「家ノ前に…貝殻で穴を掘って…
星の欠けを墓石にでもして…埋めてほしい。」
そんなことを呟いた。
まだ力強い眼差しで
厚めの唇は緩やかに動いていた、
「…わかった。」
自分の心情とは違い
冷静に答える俺がいた
「それで、どうすればいい?…」
「…そしたら、月が上がって、
また落ちて…繰り返すだろ？…
百年、…待ってて欲しい。」
どこか艶っぽく
眠そうな瞳ではっきりそう言った。
「何年でも、待ってるよ、こーちのこと。」
「…っ、絶対、会いに来る。」
しわくちゃな笑みを最後に
瞑られた瞳から一筋
光が流れて
もう、死んでいた、
俺は約束通り
家ノ前に貝殻で穴を掘り、
華奢な体を抱き上げて
そっと寝かせて
土を被せ 星の欠けを墓石に供えた。
日が出て、日が沈んで、、、
また出て、沈んで
何回めかの日が沈んだ、
いつしかどれほど日が上ったかも
わからなくなったとき。
星の欠けをおいた土から。
名前も知らない芽が生えた
また日が出て、日が沈んで
日が出て、沈んで…
その芽が蔓になった
いつしか
しゃがみこんだ俺の鼻先に達し
大きな一輪のユリが
俺の前で花開いた。
優しくも力強く漂う香りが
鼻に堪えた。
そのユリが朝露を受けて
ゆっくり、俺のほうに揺れた
引き寄せられるように俺も近づいて
そのユリに口付けした。
はっとして見上げれば
明々とした太陽が真上にあった
その時気づいた
もう百年は来てたんだな。
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セーラーローズ(プロフ) - ｾﾘﾌﾟさん» お願いしまっす!そうだったんですね!もしかして､別の作品で行き詰まるようなリクエストをしたからですかね…?もし､そうだとしたらすみません(>_<)!また､更新再開するようでしたら､教えてください! (2022年3月29日 21時) (
レス) id: 1a91ea82b6 (このIDを非表示/違反報告)
ｾﾘﾌﾟ - は！！セーラーローズさん！お久しぶりでございます！すいませんご報告できなくて…、少々行き詰まりまして、こちらの話に転任しました…。美女と野獣いいですね！書かせてもらいます！ (2022年3月29日 19時) (レス) id: 03ec7a6399 (このIDを非表示/違反報告)
セーラーローズ(プロフ) - 残りの4人はマイクや照明器具等のスタッフでお願いします｡ (2022年3月29日 18時) (レス) id: 1a91ea82b6 (このIDを非表示/違反報告)
セーラーローズ(プロフ) - お久しぶりです!最近､別の作品で更新が無かったので心配しましたが､新作を作ったんですね｡おめでとうございます(*^^*)!うちも､リクエストいいですか?YouTubeの撮影で､『美女と野獣』の劇をやるというのが見たいです｡高地くんはベル､ジェシーは野獣､→続き (2022年3月29日 18時) (レス) id: 1a91ea82b6 (このIDを非表示/違反報告)
ｾﾘﾌﾟ - リクエストありがとうございます。blackですねかしこまりました。 (2022年3月25日 1時) (レス) id: 03ec7a6399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｾﾘﾌﾟ | 作成日時：2022年3月16日 16時
