quaranteｰsix ページ10
．
高地side
嶺「そうだ。」
お昼ご飯のオムライスを美味しそうに頬張っていた嶺亜たち
(ちなみに俺らのお昼もオムライス)
急に鞄の中をごそごそとし始めたから何事かと思ったら
嶺「こーちくん。これ、頼まれていたものの解析結果です。」
…正直言います。
忘れてたわ〜
平和な空間流れてたから仕事のこととかちょっと抜けてたよね
つーか、やっぱり仕事早いよな…
「ん、ありがとね。こんなに早く解析終わるなんて、すごいな。」
嶺「こーちさんからの頼みっすから！どの仕事よりも先にやりますよ！」
そんなキラキラな笑顔で言うなよ
…ほんと、嶺亜といい慎太郎といい、この歳の子達は可愛いな
でも、
「無理だけはしないようにね？」
はーい！
だなんて元気よく返事するが、俺は、俺らは知ってるぞ。
弟たちのために無理してきてるお前のことを
「…今野と矢花も。今回のお仕事、ほんと助かった。ありがとな。」
今「いえいえです！」
矢「でも…わかるのがギリギリになってしまったから、しんたろーくん怪我を…。」
(…あぁ、そうか。)
任務の報告書は同じものをまとめて阿部ちゃんと、この子達に渡したんだった…
確かに慎太郎の傷は深手ではなかったものの、相手の銃が原因だった
さすがの身体能力で腕をかすめただけで済んだが…
この子達は責任を感じてしまったのか…
「やba森「俺なら大丈夫だよ！！」…慎太郎。」
いつの間に、裏で片付けをしていた慎太郎が話を聞いていたらしい
ちょっと遮られてしまったが、これは慎太郎の中で解決している事だから…
事の顛末を見守ろう。
森「矢花たちが調べてくれたからこのくらいで済んだんだし！」
今「…慎太郎くん。」
「もし情報ないままだったら、もっと大怪我だった笑…だから、ありがとうね！」
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作者名：No.07 | 作成日時：2021年3月3日 13時
