trenteｰcinq ページ44
．
ジェシーside
二「...。俺らは、万が一の時駆けつける。特に、俺は殿を務めることがあるから...。」
キ「へー。だからニゲラはこんな所で見てるんだ。」
俺は今こーち、っていうか、今はニゲラ、
と一緒に夜会が行われてる会場が一望できる場所にいる
場所っていっても、そんな大層なところじゃなくて、大きな木に身を隠してるんだけどねー！
この仕事着を貰った時、なぜか懐かしく感じて
袖を通した時、俺の体に調度いい大きさなのがまた驚きだった
(...採寸、した覚えないんだけどな〜)
そう考えていても、ピッタリなものであることは嬉しいので
早速お気に入りになったんだよね。
...、にしても、
チラッと反対の枝にいるニゲラを盗み見る
(綺麗な顔してる、けど、何考えてるのか全然わかんないや。)
正直、仕事中のこーちと2人なのは気まずい！
初めてだけど！！
ちがうっ！初めてだからっ！！！
(俺も潜入か、北斗たちみたいに任務に出たかった...。)
そんなこと考えていると
二「この世界を知らない、真っ当な世界で生きてきたお前を、初めから実践に出すわけないだろ...。」
「え...。」
二「...きっと、キンシバイが思ってる以上にこの世界は過酷だよ。甘さを見せたら生きられない。」
前を見据えて言葉を発するニゲラ
仮面をつけているからその表情は上手く読み取れない
けど、
「俺、真っ当なのかな…」((ﾎﾞｿｯ…
呟いた言葉は彼の耳に届いたのか
微動だにせず屋敷を見つめる彼はわからない
ちなみに今日任務に着いているであろう4人
そのうち2人の顔を俺は知らない
タイムと情報屋、はわかるけれど
時折出てくるラベンダーとナツツバキという人物には会ったことがないんだ。
会えるのかな、なんて考えていると
「…あれ？」
門が開いて一台の馬車が入ってくる
ーカチッ
二「…情報屋、ラベンダー、聞こえる？」
ーー情「聞こえてる、し、見えてる。」
二「じゃあ、行けるね。…イレギュラーだけれど、門から入口で仕留めてほしい。」
「…あの馬車は…？」
二「ん、あれは、…そうだな。今日の標的の仲間、でも下っ端だね。」、
行かなくていいのか、と動向を見ていたら
一人、同様のスーツを着た男がそこに立っていた
「…え。あれって…。」
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麗(プロフ) - 裏設定とか公開して欲しいです！！めっちゃ面白そう… (2020年7月3日 0時) (
レス) id: adc805787a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 楽しく読んでいます。これからも更新お願いします。 (2020年5月8日 22時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - いつも読まして貰ってます。設定が自分好みで凄い好きです！続き楽しみにしています！頑張ってくださいね〜 (2020年4月22日 21時) (レス) id: fc1dcc2eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：No.07 | 作成日時：2020年4月13日 1時
