trenteｰdeux ー過去(京本編) ページ41
．
「...って、事があったんだよね。」
北「そんな簡単に報告することじゃなくない！？怪我は！？ない！！？」
阿「いや、ほんとだよ。どこも怪我してない？まさか巻き込まれて罠にかかるなんて...。」
北「...ｯ！！なんちゃら大我ってやつめ...！でも怪我なく戻ってきてよかった...。」
。。。
言うんじゃなかった。
罠にかかったって...。
ニコニコ笑顔で出迎えたと思ったら、
報告中にどんどん顔険しくなんだもん
...2人とも。
「どこも怪我してないから。大丈夫。...で、その子の出自、調べて欲しいんだよね。」
阿「まさか助ける気？」
「...そのまさか。なーんか、ほっとけないんだよね。」
阿「構わないけど...、その優しさで命落とすようなこと、、」
北「しないでね。」
しぶしぶと依頼を引き受けてくれたカミカゼに礼を言い
「ほら、帰るぞ。」
未だ納得してない、しょぼくれたわんこを連れて帰る
(北「わんこじゃねぇ！！！」)
それからは早かった。
彼の本名は「京本大我」
あの京本家のご嫡男であったことが発覚
(...確かに。長らく息子の行方を探していたと聞いたな)
「...ほく、...タイム。」
北「俺が行く。」
決行の夜、食事を終え準備に取りかかろうとしたら
既に外套を羽織るだけのタイムが。
北「別にお前が行かなきゃいけないってわけじゃないでしょ。」
北「あいつはお前の顔見てんだし。...お前がバレることなんてないだろうけれど、でも...」
「タイム。」
北「...ｯ、俺に行かせてよ！」
北斗が俺の事を思い、俺を守ってくれてることを知っているから
今回のこの行動も、、、
(ダメだなんて、言えるわけないだろ...)
俺よりも大きい背丈なのに、しょんぼりしてる北斗
本当に、優しい子なんだから。。。
「タイム...、じゃあお願いするよ。」
北「ｯ！うん！！任せて！」
「作戦は...」
北「大丈夫！全部記憶した！小型マイクも持ったよ！」
用意周到な...笑
「それじゃあ、怪我、するなよ。必ず戻って来い。」
北「うん。エガオ、行ってきます。」
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麗(プロフ) - 裏設定とか公開して欲しいです！！めっちゃ面白そう… (2020年7月3日 0時) (
レス) id: adc805787a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 楽しく読んでいます。これからも更新お願いします。 (2020年5月8日 22時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - いつも読まして貰ってます。設定が自分好みで凄い好きです！続き楽しみにしています！頑張ってくださいね〜 (2020年4月22日 21時) (レス) id: fc1dcc2eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：No.07 | 作成日時：2020年4月13日 1時
