trente ー過去(京本編) ページ39
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「今日から臨時で入りました。「優」です。主に大我様のお世話をさせていただきます。」
初日、強面な警備に出迎えられた俺は
この家の主人である旦那様の前に通された
部屋の隅には
大「...。」
どんな感情か読めない、多分きっと「大我様」。
ーーーーーー
カ「『息子を守ってほしい』っていう依頼。
具体的内容は聞かされてない。」
「こわ。」
ーーーーーー
依頼内容、それだけ？って感じだけど
詮索しないのがルール。
(...にしても、似てねぇなぁ。)
○○家の嫡男
○○ 大我
綺麗な黒髪に筋の通った鼻
凛とした目元からわかる
(父親とは似ても似つかない美男子じゃん...。)
そんな思考にふと過ぎるのは、昨日の北斗の言葉
ー北「なんか嫌な予感する」
。。。
「...あー、当たったかもなぁ。。。」
着任早々、憂鬱だ。
初日、2日目と難なく仕事をこなしていた。
と、思ってたんだけど...
(...この状況はなんだ。)
明らか物騒な輩が3人。
...で、
(俺はなんでこの部屋に閉じ込められてんだ。
...しかも、、、)
大「なんっだよコレ！出せよ！！」
依頼主の息子、大我さまと
「...閉じ込められましたね。」
大「...ｯ！お前なんでそんな冷静なんだよ！！！」
「これでも慌てておりますよ。」
そう、こんな捕まり方するのは想定外だ。
(さて、どうしたものか...。)
ぶっちゃけこんな簡素な部屋から抜け出るのは造作もない。
人1人抱えたところで、問題もない、はずだ。
「大我さま。私はあなたをお守りする立場です。この場はどうか私に任せてください。」
大「...。」
「大我さま？」
大「...どいつもこいつも...。」
...あー、うーん...。これは...
大「なにが大我様だｯ！...あいつが...ｯ、どうせあいつらが守ってほしいのは○○の体裁だ！！！」
大「お、れは...俺はｯ、こんな所に痛くない！！！」
...なるほど
旦那様、奥様からの引くほどの愛情
古参の使用人が向ける冷たい眼差し
似てない家族
時折流れる気まずい空気
(訳あり...誘拐、が考えられるか。)
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麗(プロフ) - 裏設定とか公開して欲しいです！！めっちゃ面白そう… (2020年7月3日 0時) (
レス) id: adc805787a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 楽しく読んでいます。これからも更新お願いします。 (2020年5月8日 22時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - いつも読まして貰ってます。設定が自分好みで凄い好きです！続き楽しみにしています！頑張ってくださいね〜 (2020年4月22日 21時) (レス) id: fc1dcc2eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：No.07 | 作成日時：2020年4月13日 1時
