vingtｰquatre ページ33
．
ー北斗side
高「ん、んーー。」
ジェスに説明も終わり、帰宅を促して数十分
飲み終えてなかった甘めの珈琲を飲みながら、お菓子を拝借するこーち
(歳上なんだよなぁ...)
随分と幼く見えるその容姿
。。。それでもこの人の心うちを知ってるのは俺だけだし
もぐもぐと焼き菓子を頬張るその斜め前で、
(...おねがい。いなくならないでね。)
なんて、心の中で念じるんだ。
高「...新しい仲間が増えたな。」
「...ん、だね。」
高「うかない顔じゃん。そんなに入れるの嫌だった？」
北斗たちが言ったのに
っていうこーち。
わかってない！！
「こーち野仕事少しでも減るかなって思ったの！...そしたらジェスに対しても笑顔見せちゃってさ...。」
。。。我ながらワガママ言ってる自覚はある。
だけど、ずっとそばにいた兄さんにも近い大切な存在が、ぱっと出の他人に懐かれそうなんて
黙ったままなはずなわけなくない？？？
高「まぁだ京本のこと根に持ってるの？」
「ったり前じゃん...。京本にとってこーちが恩人なのはわかるし、それは、いいんだけれど、でも街中で、こーちを見つけて声掛けて、なんて...」
ほんと、なんでわかったんだろ...
表のこーちと裏のこーち
(...俺にとって、こーちはこーちだから表も裏もないんだけど！)
結構違うのにな。。。
高「じぇしーくんも、守らないとね。」
も、っていう言葉には違和感しかない
コーチが全部背負うことはない
「...ねぇ、こーち。俺は俺の意思でここに居るんだからね？」
そう、俺の意思だから
こーちを1人にしたくなかった俺のわがまま
高「ん...。」
何度も伝えてきた言葉だけれど、
いつになったらあの日のように心から笑ってくれるかな...
ーーーーーーーーー
『ほくとー！いい天気だよ！外で遊ぼう！！』
『こーちくん...！』
『ほーら、手繋いで行こー！』
『わわっ！早いよ、もぅ！』
ーーーーーーーーー
全てが壊れたあの日を恨んでいるけれど、
だからこそ
「こーち、」
ウザがられても何しても、もう1人にしないって決めてんだよ
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麗(プロフ) - 裏設定とか公開して欲しいです！！めっちゃ面白そう… (2020年7月3日 0時) (
レス) id: adc805787a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 楽しく読んでいます。これからも更新お願いします。 (2020年5月8日 22時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - いつも読まして貰ってます。設定が自分好みで凄い好きです！続き楽しみにしています！頑張ってくださいね〜 (2020年4月22日 21時) (レス) id: fc1dcc2eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：No.07 | 作成日時：2020年4月13日 1時
