「黒」雪姫の王子様…？＊ Hikaru.Y 完結 (ページ50)

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spin-off 王子様の誕生日ページ50

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これは、八乙女…いや、光と付き合ってから始めてのお正月のこと
2人でまったり光の家のこたつで過ごしていた

光「…お正月はいいねぇ」

あ「…じじくさ」

光「煩い」

光とは何でもいいあえる仲に
そんな関係が、私は堪らなく好きだ

ふと、付けっ放しのテレビから芸能人の誕生日を祝う声が聞こえた

あれ、そう言えば…

あ「光って、誕生日いつ？」

光「んー？12月2日だよ」

あ「……は、？え、この前じゃん！」

12月2日ってまだ光が私に猛アタックしてた頃
誕生日なんて全くもって知らなかった

…あの日だって一緒に居たんだからお祝いしたかったな…
なんてシュンと落ち込むと光がおでこを小突いた

光「なーに落ち込んでんの。
俺はAと一緒に居れるだけで幸せだぜ？」

あ「……クサ…」

光「おい！！」

いつもの会話にいつもの笑い声
やっぱり光は光だなぁと感じた。すると、光がこたつの中に潜り込んで来て、私の隣に顔を出した

光「ちょいちょい、A！
こたつの中にいいもの発見！」

あ「えー、なにー？…………ん、」

やられた…騙された
光は私のスキを狙って私にキスをしてきた。最近、キスだけで幸せになれるから単純かな…

キスをしながら2人して床に倒れこむ
目が合うと何故か可笑しくて2人で笑った

光「やっぱさ、Aと居れるだけで幸せだなー、俺」

あ「…うん」

光「誕生日に何かしなくてもいいんだ、俺。
Aがずっと隣に居てくれるだけでいい。

だからさ、来年の誕生日は…一緒にいてよ？それが俺の欲しいプレゼントかな」

光はするっと私のほっぺを触った

光「ふっ、赤くて熱い…」

あ「………もう、、ばかやろ…」

なんかムカつくから今度は私から唇を重ねた
…こんな時間を

来年も再来年も…ずーっと光と過ごせたらいいな

光、私を好きになってくれてありがとう
遅くなったけど、誕生日おめでと

Fin♡

spin-off…Happy Birthday！Hikaru Yaotome

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