ホスト『 梵天』へようこそ。

２ ページ2

・



｢俺、この店のNO.1でマイキー。よろしく｣



金髪の人が私とのぞみの間に座る。



｢俺はこの店のNo.2で三途春千代。よろしくな｣



ピンク色の髪を下口元に傷のある男の人はのぞみの隣に座った。




マイキー｢もう1人、来るはずなんだけどちょっと遅れてて、来るまで俺らとお話しよっか。2人は名前なんていうの？｣




少し微笑みながら言うマイキーさん。



春千代さんはカチャカチャと手馴れた手つきでグラスに氷を入れ、グレープフルーツの絵が書いた缶チューハイを空ける。



のぞみ｢のぞみって言います♡2人ともイケメンでカッコイイ〜♡きっと、あとから来る人もカッコイイんだろうなぁ｣


さすがホストに通ってるだけあってイケメン2人を褒めるだけじゃなくあとから来る人の事も……


『……Aって言います。』



三途｢男か、珍しいなカップルでホストに来るなんて｣



なんていいながら4つのグラスをそれぞれの前に置く。




のぞみ｢Aは女の子なの。可愛いとこあるんだからね！！｣


ホスト初めてなの！って私の自己紹介をしてくれるのぞみ



マイキー｢へぇ〜確かによーく見れば女の子。可愛い顔してんじゃん。｣


自身の手で私の顔をふわりと包み、チャリチャリと口元のピアスをいじるマイキーさん。



あまりこういう扱いになれていないせいか顔が熱くなるのがわかる



『あ、あんまりからかわないでくださいね……』


初めてだから、と顔を少し隠すように口元を手を持っていく



すると、周りにいる3人が硬直する。



マイキー｢……のぞみちゃん。君の友達どう育てたらこうなるの？｣



のぞみ｢……私も今知りました。こんなに可愛いなんて聞いてない｣



三途｢……俺らが客になってる気分だな｣




『え……？』



初めてのホスト。最先不安です。




・


作者です。
昨日友達と飲みに行ってあとから合流する友達をタバコを吸いながら待ってたらホストのキャッチに話しかけられたの思い出して思いつきました。
顔イケメンでした。

３→←１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す