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のぞみ「でねでね!歌舞伎町に新しいホストができたんだけど……A、一緒に行ってくれない?」
目の前でフリルが着いた黒とピンクのワンピースを着て目元は赤色、黒色にピンク色のメッシュが入ったハーフツインの髪の毛いわゆる地雷系の格好をした親友のぞみが上目遣いで頼んできた。
『飲み会したいって言うからきたけど、またホスト?』
可愛らしいのぞみの格好に比べて私はダボッとしたジーンズにこの前古着屋で買ったパラグラフのTシャツ、首元には銀色のチェーンネックレスに指にはゴツめの指輪。髪は金髪で刈り上げのショートに切りそろえられ、片耳には3つほどのピアス、口元には黒色のピアスがはめられている。いわゆるストリート系。
のぞみ「そこのホストは初めてだから!ね、お願い〜!!!」
カッコイイA様!なんて手を合わせるのぞみに少し呆れながら分かったよ、と承諾した。
のぞみ「やったぁ!じゃ、さっそく行こ!!」
こっち!と歌舞伎町のランドセルを背負いながらオレの手を握る。
男の子っぽい格好をした私とのぞみははたから見たらカップルに見えるのだろうか……てか、私ホスト行ったことないんだけど。どうなってるの??仕組みさっぱり分かんないんだけど。
飲み屋街が続くところに一際目立つ派手な男の人が並ぶ看板があり、御祝儀でお花が飾られているお店が見えてきた。
『梵天……?』
のぞみ「そう!梵天って言うの!早速中に入ろ!」
『ちょ、そんなに焦らなくても店は逃げないよ……』
キラキラと眩しいロビーで何やら受付をしているのぞみ。
受付が終わったのか、のぞみが黒い服を着た受付の人を連れてこちらに来た
のぞみ「3番テーブルだって!行こ!」
のぞみは私の腕をするりと組み、受付の人に着いていく
黒を基調とした店内をぐるりと見渡すと高そうなシャンパンやワインがショーケースの中に並ぶ。
「こちらでお待ちください」
半個室の黒いテカテカしたソファに座らされ、そわそわしながらホストを待つ
ここに来る途中、のぞみと似たような格好や短いスカートを履いた女の人達とすれ違ったがみんな満更でもない顔で歩いていた。
すると、白色の髪とピンク色の髪をした男の人がこちらに来た。
「こんばんは」
「ようこそ梵天へ、お姫様?」
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Yu(プロフ) - 紫月@エタフェア所属_活動休止中_さん» コメントありがとうございます!!!平日最近忙しくて遅くなってしまいました…。弟さん誕生日おめでとうございます!これからも頑張ります!! (2022年10月23日 10時) (レス) id: 0a783e0bc9 (このIDを非表示/違反報告)
紫月@エタフェア所属_活動休止中_(プロフ) - 竜胆Happy Birthday !遅くなった。w2日前かな?今日はうちの弟の誕生日w yuさん。これからも引き続き頑張って!! (2022年10月23日 0時) (レス) id: 969589fcef (このIDを非表示/違反報告)
Yu(プロフ) - 羽鶴さん» コメントありがとうございます!!まじでビジュ良すぎて死にますよね。天才だなんて!!!ありがとうございます!!お期待に答えられるよう頑張ります!! (2022年10月9日 9時) (レス) id: 0a783e0bc9 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴 - なんか想像しただけでもビジュが良くて死ぬ。主さんは天才ですか?最高です。楽しみにしてます! (2022年10月9日 2時) (レス) @page7 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
Yu(プロフ) - 夢羅瑠さん» コメントありがとうございます!!梵天初挑戦なのでキャラの口調があやふやだったりしたらごめんなさい。頑張ります!! (2022年10月2日 19時) (レス) id: 0a783e0bc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yu | 作成日時:2022年10月2日 14時