大好きなお姉ちゃんはお医者さんPart2

発作 ページ2

由紀side



いつもなら体育で運動するくらいなんて事ないのに、
今日は少し走っただけで息が切れて仕方ない。



由紀 「 はぁっ・・・はぁ､､､ﾊｧ・・・ｹﾎｯｹﾎｯ､､､」



麻友 「 具合悪いの???」



由紀 「 え、ぜんぜん・・・ﾊｧ､､､なんで、だろ・・・」



麻友 「 へーき・・・???」



由紀 「 ｹﾎｯｹﾎｯ､､､うんっ､､､やろっ・・・はぁ､､､」



麻友 「 麻友ボールさん持ってくる。」



由紀 「 うんっ。ｹﾎｹﾎ､､､はぁ・・・っ、ｹﾎｯ､､､」



麻友 「 ・・・・・・・・ゆきーーー。」



──ポスッ､､､



由紀 「 っっと・・・ないすぱす､､､♪」



麻友 「 ないすきゃっち♪」



麻友が投げてきたバスケボールも難なく取れた。
やっぱり具合が悪いなんて全く感じない。
・・・まぁ､､､少し心臓がドクドクうるさいくらい。



佐 「 ペアでパス練習ね〜。
周りの人に気をつけてちゃんと相手にパスするようにー。」



『 はーいっ。』



由紀 「 麻友行くよー。」



麻友 「 ・・・♪」



由紀 「 ・・・っはいっ。・・・あーっ、ごめーんっ。」



麻友 「 えぇーーーー､､､(汗)」



由紀 「 ごめんー麻友ー。(汗)」



麻友 「 そこ麻友居ないー､､､(汗)」



由紀 「 ごめんごめん。(笑)」



佐 「 由紀ちゃんの運動神経は相変わらずか〜？(笑)」



由紀 「 せんせ、それは今の時代、イジメです｡｡｡(笑)」



佐 「 どこが。(笑)」



由紀 「 これでも神経にやってるんですからっ､､､」



佐 「 知ってる。偉い偉い。(笑)」



100歩､､､いや、10歩譲って運動神経が悪いのは認める。
けど、それを担任の先生に言われるのは訳が違う。



佐 「 じゃあ次はドリブル〜。
コーンを回って1周して次の子にボール渡してねー。」



『 はーいっ。』



由紀 「 よしっ。やろうっ。」



麻友 「 れっつご､､､♪」



由紀 「 よーしっ､､､♪」



麻友 「 由紀ふぁいとー､､､♪」



由紀 「 ・・・・・・・・・っっ､､､！っｳｯ､､､ﾊｧｯ､､､！(汗)」



──バタンッ､､､



由紀 「 ぅぅっ・・・・・・っ､､､ﾊｧｯ・・・ﾊｧ､､､！(汗)」



？ 「 ゆき・・・！ゆきぃ・・・！」



？ 「 ゆきちゃん・・・!?」



急に息が詰まるような苦しさと強烈な胸の痛み､､､
目の前が反転して真っ暗になって力が抜けて倒れ込んだ。
声が遠くに聞こえる・・・た・・・す､､､け、て・・・(汗)

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