#４３５ ページ48
私は追いかけるために、地面を蹴った。
『研二くんの事、殺そうとした爆弾犯だよ!!あのメガネの人!!!』
「そうか、分かった!!」
「ちょっと待ってなにあの兄妹足早すぎない!?!?」
「愛の力は偉大だな」
「何言ってるんだ？松田」
「ナタリー、俺らはここで待ってるか」
「そ、そうね？」
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逃げ足だけは達者なのか、色んなものをなぎ倒して私達の道を塞ぐ犯人。それを避けつつ私は追いかけ続けた。かなり目立っていたけど、気にしない!!
なぜここだけ原作に忠実なのかは分からないが、行き止まりになっている路地裏に逃げ込んだ犯人は悔しそうに唇を噛んでいる。
『こんにちは、爆弾犯��さん』
「…くっ…！！
ち、違うんだよ。俺じゃないんだ…！」
『あ"？』
私は犯人近づいて襟元を掴み、転ばせてその上に跨った。
『私が間違えるわけないでしょう？あんたの顔、見た瞬間に思い出したよ。ねぇ、自分で作った爆弾で人々が逃げていく様子はさぞ滑稽だったでしょう？どんな気分だったのよ、答えなさいよ!!!』
「俺じゃないんだ、こ、子供が…ッ！へへっ。そうさ、頭の中に子供が」
その言葉を聞いた瞬間。プチン…と頭の中で何かがキレた。
『あ〜、そっかぁ…じゃあ私の勘違いだったかぁ』
「そ、そうさ。だから退いてくれねぇか？お嬢ちゃん」
『だったらその頭の中の子供を引きずり出せばいいんだね』
「…へ…ッあ…」
『心配しなくても大丈夫だよ？これでも力はある方なんだ、ね？』
近くにあったコンクリートの塊を笑顔で片手で割ると、犯人は分かりやすく顔を青くした。
『私のかけがえのない大切な人が殺されそうだったんだー。大切な人の悲しむ姿なんて見たくないでしょう？
その子供さえいなければ、お兄ちゃんは友達を失わずに済んだかもしれないからさぁ。ねぇ？分かる？
その子供聞いてるかなぁ？私ね、この世で1番大好きなのはお兄ちゃんの笑顔なんだ。お兄ちゃんの笑顔見てるとね、なんだか私まで嬉しくなるの。うふふ、だからその笑顔がもう見れなかったかもって思うとほんと…許せないんだァ。
ずーっとずっと、恨んでたんだよ』
そう言いながら笑うと、涙を流しながらガタガタ震える犯人。
「あ、あああ…ッ!!!ごめん"な"さ"い"!!!もうしません!!!!」
『え？いいって、おじさん悪くないんでしょー？子供が悪いんだもんね？だってさっき言ってたよね』
「私です!!!!私がやりました"ァ"!!!」
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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます！コナン編作成まで暫くお待ちください！ (4月23日 23時) (
レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした！暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい！ (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2023年7月14日 9時
