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「校庭が綺麗なのも殺せんせーがやったのか?」
学秀の問いに私は頷いた。
『中間テストの前日だよね?』
「そういえばあの日、巨大竜巻が出たって騒ぎがあったが…」
「うん、それ殺せんせーの仕業だね」
「「「「「国家機密が何してんだよ!!!」」」」」
『割と好き勝手してたよね?世界中の美味しいもの食べに行ってたり、私達と殺せんせーでハワイの映画館に映画見に行ったりしたし』
「色んな法律に引っかかりそうだな」
「まぁそこは、ね?」
『細かい所は目を瞑ろうっ!』
「テストの後なんかあったか…って、あぁ修学旅行のトラブルの話でもする?」
「「「「「トラブル?」」」」」
「そんな話聞いてないが…?」
「まぁ殺せんせーが絡んでる事だしねぇ。理事長先生は知ってんじゃない?」
学秀からの目線に耐えられなくなった私はそっぽを向いた。
「A」
『ヒィッ!!!!』
「あー、そうそう。俺まだ修学旅行の時のこと許してないからね」
「あの時の事ってなんだ、赤羽」
『か、業!?仲良くしよう!?』
「やだ。あのねー」
『あああ、裏切り者おおお!!!』
「Aちゃん、落ち着いて!?」
.
.
.
修学旅行で巻き込まれたトラブルについて、業が饒舌に話した。学秀がプルプルと震えているのがわかる。私は咄嗟に耳を手で抑えた。
「なんでそんな無茶なことをしたんだ!!!!!」
皆が耳を抑えてるのがわかる。うん、学秀の怒り方って零にそっくりなんだよね。
「浅野くんって、あんなに大きな声出せたんだね」
「ね〜」
『だ、だって有希ちゃんとカエデが危ないなぁって思ったんだもん』
「だからって、Aが犠牲になっていい理由なんてひとつも無いだろ!!!!!」
『う……』
「俺らや殺せんせーが来るのが遅れてたらどうなってたか、想像したくないよ」
「Aちゃんの体に傷がついてたら、一生後悔してたかもしれないよ。僕達」
「赤羽や潮田の言う通りだぞ、A」
『ごめんなさい』
「あの時言ってたお節介幼馴染って…」
『ひゅ、ヒュ〜〜♪』
「A?」
『大変申し訳ございませんでした。神様、仏様、学秀様』
「馬鹿にしてるだろ」
『さささ、修学旅行のお話はこのくらいにして次は律ちゃんの話だね!』
「私の話ですか?」
スマホから律ちゃんの声が聞こえてきた。
いつ聞いても律ちゃんの声って可愛いね、ほんとに。
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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます!コナン編作成まで暫くお待ちください! (4月23日 23時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした!暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい! (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあ | 作成日時:2023年7月14日 9時