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#429 ページ42

___連続殺人犯が逮捕されたニュースから数日後。
私と業、時間が合った渚くんの3人は学秀達に話の続きをしようと旧校舎にいた。カエデは時間が合わなかった…悲しい。


「ビッチ先生が来た後に、Aが編入して来たよね」

『懐かしいね、もう1年前か…』

「あー、その日の事も言っておこうか?殺せんせーのはぐれスライム事件」

「…はぐれ」

「スライム事件?」

『あれはびっくりしたよねー。あのね、愛美ちゃんが暗殺を仕掛けたんだよ』

「愛美…あぁ、…奥田愛美か…。彼女は化学が得意だったよな?」

「すごいねー、浅野クン。全校生徒の事把握してるんだ」

「生徒会長として当たり前だろ」

『小山くんも理解してるよね?』

「そりゃ当然だろ、キッシッシッシッシッ」

「ははは。奥田さんはね、「毒です!!飲んでください!!」って殺せんせーに3本の試験管を渡したんだ」

「それで飲む人なんているのかい?」

「さすがにその殺せんせーも飲まないんじゃないのか?」


荒木くんの言葉に私達は首を横に振った。


「「『飲んだよ』」」

「「「「「何してんだよ!!!!」」」」」


皆のナイスツッコミが校舎に木霊する。


「1本目に飲んだのは水酸化ナトリウムだっけ?顔色が水色に変化して角生えたよね」

「うん。2本目に飲んだのは酢酸タリウムだよね。頭に羽が生えたんだよ」

『最後の1本は王水。真っ白い顔になって真顔になったの」

「変化の方向性が読めなさすぎてるだろ!!!」

「3本とも危険だな!?」

「生徒だけでそれを作るな!!!」

『結局その作った毒は効かなくて、愛美ちゃんは殺せんせーと放課後一緒に毒を作る研究をする事になったの』

「「「「「それは意味あんのか!?!?!?」」」」」

「それで翌日に、その作った物を奥田さんは殺せんせーに渡すんだけど〜」

「「「聞けよ!!!」」」


瀬尾くん、荒木くん、小山くんが声を上げた。まぁ、最初にオチ言うとつまらないもんね?


『その液体を飲んだ瞬間、殺せんせーは溶けてスライムみたいな形になっちゃったの』

「利用されたって事か」

「騙すには国語力も必要だからな」

「うん。殺せんせーは奥田さんに「君の才能を多くの人に分かりやすく伝えるために毒を渡す国語力も鍛えてください」って言ったんだ」

「話を聞けば聞くほど良い先生だな」

「ああ」


そう言われて、つい口角が上がる。
みんなにも紹介したかったなぁ…。

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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます!コナン編作成まで暫くお待ちください! (4月23日 23時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした!暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい! (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2023年7月14日 9時

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