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「(この2人頑固だからなぁ…。こりゃなかなか終わらないぞ…?)」
「良くないんだ!!!もし刺されたらどうする!?」
『刺されないようにすればいいんでしょ!?その為にこの7年間鍛えたんじゃない!!!』
「男の力で掴まれたら一溜りもないだろ!!!」
『あぁうるさい!!!行くったら行くの!!!!私は決めたからね!!』
「絶対に行かせないぞ!!」
中々折れない零に私は5歳くらいの悪口を言った。
『うるさいこの金髪!!!碧眼!!』
「全部Aに当てはまってるね」
「小さいくせに生意気だな!!!」
「降谷にも当てはまることだな」
『零のそば離れないから!!ねぇ、お願い。お兄ちゃん』
「しょうがないな」
「「「「「「ちょっっろ!!!!!」」」」」」
「うるさいぞお前ら。いいか絶対僕のそばを離れるなよ、離れたら肩車して街を回るからな」
「何?警察って街回んの好きなの?」
「いやそんなわけないでしょ!?」
Aが行くとなれば業と学秀も行かない訳には行かない。この2人も戦闘は充分強い。律に道案内を頼んで私達はあるアパートへやってきた。
ぎゅ…っと零と繋がれた手に力が篭もる。
「大丈夫だ。Aには傷1つ負わせたりしない」
『うん!!』
___「君は独りじゃない」
恩師の言葉が脳裏を過った。
.
.
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航くんと、陣平くんがドアをノックした。
「すみませーん」
「はーい」
その声が聞こえてきた瞬間、零のシャツをきゅ…っと掴んだ。
やっぱり来るのは間違えだったかも…。そう思ったと同時にドアが開いた。
「…よぉ」
「初めましてだなぁ?」
悪い顔をした陣平くんを見て、思わずどっちが警察官だっけ…?と混乱してしまった。逃げようとする男を捕まえたのは航くん。痛そうな音がアパートに響いた。
パトカーの音が聞こえてきて、研二くんが呼んだのかと納得した。ヒロくんが私達に話しかけた。
「さて、俺等はここにいるとやばいから家に戻ろうか」
「なんも出番なかったねー?」
「警察が5人もいるんだから中学生が出る幕なんてあるわけないだろ」
「それもそうだな」
『確かに〜』
私達の強い大人たちは限りなく頼りになる警察官だった。
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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます!コナン編作成まで暫くお待ちください! (4月23日 23時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした!暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい! (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあ | 作成日時:2023年7月14日 9時