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目を瞑りながらそう答えると、また唇に柔らかい感触が。顔が赤くなって、鼓動が早くなる。
『…ず、ずるい…』
「Aからしてくんないの？」
『…ぅ、う〜〜〜〜………。待って、待って30分！待って』
「なっっが」
そう言いながら優しく笑う業に胸が高鳴る。ああ、もうだめだほんとに死んでしまう。お、落ち着け落ち着けｯｯ！！本当なら私業よりも歳上なのよ！歳上の大人の女性ってとこ見せてあげなさい。よし、！いける！！女は度胸よ！！！
『目！瞑って！』
「ん、」
ゆっくりと、業に近づいてそっと唇が合わさる。柔らかい感触が伝った瞬間に、ﾊﾞｯｯと離れて顔を布団に沈めて。え、これをいつも業はやってるの？すごくない？どうなってんの？頭大丈夫そう？(褒めてる)
『ひ、ひええええ……』
「はー、おもしろ。パニクってる。
心臓の音やば」
ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯと業に聞こえてしまうくらい、鼓動が早い。
『無理、もう…。もうっ…、ふぁぁ頑張った』
「ね〜、偉いね」
そう言って私の頭を撫でてくる業。時折指が耳に触れるのはわざとだと思う。ﾋﾞｸｯとする度に笑ってるから。業を見る為に顔を横にすると、にっこり笑う業がいた。
「もっかいしとく？」
『2回目なんてしたら心臓が壊れちゃうからだめです』
そう言いながら業側に横向きに体位を変える。少しづつ来る睡魔に耐えながら業とお話する。この時間が意外に好きだったり、ね〜？ぽやぽやする私に気づいたのか、業が落ち着いたトーンで話しかけて来た。
「楽しかった？誕生日」
『ん！大好きな人達に囲まれて誕生日会するの、悪くない』
「…そっか」
『業の、おかげだね』
「何が？」
『誕生日、楽しいって思えたの。業のおかげ…。お母さん達亡くなってから、私自分の誕生日が好きじゃなかったの』
「…うん」
『去年までは零とヒロくん、学秀も祝ってくれてたし楽しくなかったわけじゃないけど…えーと、んー。なんか違かったの』
「ふっ…、うん」
『でも今日は、業に祝われてからすっごく楽しくて…ずっと誕生日でいいなって思えたの』
「よかった」
『業は、魔法使いみたいだね』
「Aが望むなら、魔法使いでも王子でも何にでもなるよ」
『…私だけの？』
「当たり前じゃん」
『ふへ…ぇへ、すき』
「俺も」
あの時、話したのが業で良かった。
『…初めて好きになったのが、業でよかった。ありがと』
「こっちのセリフ」
業の優しい所は、私だけが知ってたいな
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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます！コナン編作成まで暫くお待ちください！ (4月23日 23時) (
レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした！暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい！ (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2023年7月14日 9時
