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#424 ページ36

___翌日。


「それでは、入ってきてください!」


殺せんせーの言葉で全員の目線が、教室のドアの方を向いた。ガララッと開いたドアから入ってきたのは、Aちゃんだった。


「(なんで…!?)」


E組に落ちるような成績では無い彼女が、どうしてE組に…?それはクラス全員が思っていた事だった。


「A組から来た、降谷Aさんです。皆さん仲良くしてください」

「「「「ええええええ!?!?!?!?」」」」


僕達の驚愕の声にAちゃんは、耳を塞いだ。


『初めまして、…あ、いや初めましてじゃない、?
えと、降谷彩花です、よろしくお願いします』


Aちゃんと同じクラスになるのはこれが初めてだ。どんな学校生活になるのか気分が上がった。
Aちゃんが僕の事を見て話しかけてくれた。記憶に残っているだけで十分だ、沢山話せる。もしかしたら、Aちゃんと付き合えるかもしれない。そんな事を思っていると殺せんせーが口を開いた。


「席は業くんの隣です。わかりますか?」

『あ、はい。大丈夫です』

「……………」


机の上に置いていた手をぎゅっと握りしめた。
そうだ、このクラスには業くんがいる。


「久しぶりだねぇ、彩花」

『そう…だっけ?いや久しぶりじゃないよ昨日コンビニで会ったじゃん』

「えー、そうだっけ?彩花小さいから分からなかったなぁ」

『おー、よく言いますねぇ。喋りかけてきたのはそっちですけどぉ?』

「何そんな見つめちゃって、俺に惚れちゃった?」

『はぁ?んなわけないでしょうが、なんか変わったなって思って。』

「え?」

『ん?何?』

「何でもないけど」


分かっていた。分かっていたんだ。期待なんて最初からしていなかった。勉強も運動もそこそこな僕、勉強も運動もそつなくこなしてしまう業くん。この恋が叶う確率は0%だ。


.
.
.

___そして迎えた、あの日。



「そうだね。あ、A」

『…ん?』


業くんに呼び止められて、Aちゃんが振り返った。


「後で話したいことがあるんだけど」

『…ん?今じゃダメなの…?』

「みんなの前で好きって言われたいならいいんじゃない?」


さすが、業くんだ。僕だったらあんなにスマートに告白する事は出来ない。
2人の距離はイトナくんが来た後くらいから近づいていた。多分あの日に2人で何か話したのだろうか。


『彼女にしてくれますか』


そんな可愛い顔、ぼくがしてやりたかった。


「(おめでとう。好きだった人)」

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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます!コナン編作成まで暫くお待ちください! (4月23日 23時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした!暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい! (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2023年7月14日 9時

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