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#420 ページ32

「ハハハ……。「プロの暗殺者直伝の仲良くなる会話のコツを教えてあげる。もしそれでも僕達が、ビッチ先生を先生だと思えなければその時は出ていく」って言ったんだ」

「先生って言ってるくらいだから、お前らはその先生の事認めたんだな」

「うんっ!」


学秀の問いにカエデが元気よく返事した。まぁまさか、その6ヶ月後に死神と手を組むなんて夢にも思ってなかったけどねぇ…。
結果的に烏間先生に薔薇の花貰ってたからいいのかな…?


そんなことを考えながらふと、窓の外を見ると昼までの青空とは打って代わり今にも降り出しそうな雨雲が空を覆っていた。


『あれ、ねぇ。雨降りそうじゃない?』

「天気予報では今日1日晴れると言ってたんだがな」

「山道濡れると危ないから、今日はここまでにしとくか?」

「そうだねぇ、後は俺達だけでも説明できるし」

『渚くんとカエデありがとうね』


私がそう言うと、2人は笑ってくれた。


「全然!気にしないで!」

「話してて楽しかったからまた呼んでよ。業、Aちゃん」

『時間が合えばいいんだけどねぇ…』

「そ、そうだね…」


机と椅子を元に戻して私達は教室を出た。学秀が首を傾げながら私に問いかける。


「卒アル、持ち帰らないのか?」

『うん!重いし、あそこに置いとけば皆んなが来た時に見れるでしょ?「誰でもどうぞ」みたいな?』

「いい考えだね」


榊原くんに言われて私は笑顔で感謝を伝えた。

気が早いが、もし公安になれたとして小学校や高校、正規の中学の卒アルは捨てることが出来ても、あの卒アルだけは絶対に捨てることが出来ない。殺せんせーが作ってくれたアドバイスブックと卒アルはここに置いておくことにしたのだ。

まぁそんな事、誰にも言えないんだけどね…。


.
.
.

E組の山を降りて、校門へ向かう途中の自動販売機でジュースを買いつつ皆で話しながら帰っていると曲がり角から、こんな声が聞こえてきて足が止まった。


「てかさ、浅野理事長辞めたのにあいつ、まだいるんだな」

「ほんと、すげぇ勇気だよな。俺ならぜってぇ無理なんだけど」

「どうせ、中学入学も親のコネだろ?それで生徒会長とか何様のつもりだよ」

「外部入試で入ってきた女子達もすっかり浅野の虜とかまじでうぜぇよな」


バッグを持つ手に力が入るのが分かった。学秀は少しだけ眉を顰めたものの気にしない素振りで歩き始めた。

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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます!コナン編作成まで暫くお待ちください! (4月23日 23時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした!暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい! (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2023年7月14日 9時

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