#４１０ ページ22
『は〜！美味しかった！！』
満足そうに背もたれに寄りかかるA。焼きそばにたこ焼き、フランクフルト、いちご飴やわたあめを胃袋に納めたAを見て陣平と研二は少しだけ引いていた。
「Aちゃんって結構食べるんだね」
『今日は朝抜いたから特別』
「んな事言ってっと太るぞ」
『陣平くんデリカシーない！！』
「だめだよ陣平ちゃん。高校生の女の子はそういう話題に敏感なんだから」
「悪ぃ悪ぃ」
『そんなんだから彼女が出来ないんだよ』
「俺の彼女は仕事だから問題ねぇよ」
「うわ陣平ちゃんそこまでいった？」
「うるせーな、萩原ァ！」
「やだー！こわーい！！Aちゃんゴミ捨てついでに何か買ってあげるよ」
『いちご飴2本目』
「まじか」
「まじで？まだ食べんの？」
「Aちゃんの頼みなら何本でも買うよ」
ゴミを纏めるAの隣で、研二が陣平に静かにアイコンタクトを送っていた。それに気づいた業が少しだけ考える素振りを見せた。
『業も行く？』
「んー、いや。俺ここにいるわ」
『わかった〜』
A達を見送って静かになる2人の場。そんな2人に近づく4つの影があった。
「…何の用ですか、わざわざこんな所に呼び出して」
その声で業の目が丸くなる。
「…え、何で浅野クンと零さん達がいるの？」
「分からない。急に家の前に零さんが迎えに来たんだ」
「違うとこ話そう。ここは人が多い」
「…だな」
「あぁ」
.
.
.
人目につかない公衆トイレの裏に6人は移動していた。零が口を開いた。
「Aは？」
「萩原とゴミ捨て行った。なんか食うもん買うっつってたからすぐには戻って来ねぇよ」
「…念には念をだ、班長。A達と合流してくれないか？」
「おう！」
「今から話す事は、他言無用だ。2人だから話すけど誰にも話さないで」
「少し前に、ニュースになってただろ。��連続殺人事件��」
零のその言葉に2人は頷いた。卒業式の後からよく見かけるようになったニュース。
「被害者の情報が何一つ流れてないよね」
「「被害者遺族の気持ちを考慮して」ってニュースで言ってましたけど…」
「あぁ。それは勿論嘘じゃないんだ、突然
そう言って零は黙ってしまった。それを見兼ねたのか景光が代わりに話し始めた。
「その連続殺人事件の被害者は、皆金髪碧眼の13歳から16歳の女の子なんだ」
その言葉に2人の目が見開いた。
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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます！コナン編作成まで暫くお待ちください！ (4月23日 23時) (
レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした！暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい！ (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2023年7月14日 9時
