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それから会議は、順調に進んで行った。少しでも早く騒ぎを鎮静化させて、元の学校生活に戻れるようにするという方向で話が纏まる。
親との団結を確信して、皆安堵の表情を浮かべる。次に問題となるのが、世間への説明だ。
黙っているままでは、世間は勝手な妄想をしてそれが真実かのように語り始める。私達が捕まっていた時みたいに赤の他人に心配されるのはもうごめんだった。
皆で会見に出るという意見に、私はバレないように眉を顰めた。このニュースは、確実に黒の組織も見ているはずだ。誰か1人でもそれを覚えていて幹部でも下っ端でも零やヒロくんが潜入した時にそれを言われれば1発アウトだ。くっ…！クロスオーバーって、めんどくせぇな！！！
だがその意見は、すぐに無くなった。顔を晒せば、間違いなく私達のプライバシーは無くなる。
という訳で、全生徒と全保護者連名での声明発表となった。政府発表に異論を唱える事無く、私達の気持ちを世間に伝えようと言う事になった。
ふと業の方を見てみると、業のお母様が私の事をじっと見ていた。目もあったし…逸らすのも失礼だと思い、笑顔で会釈すると興奮したように業のお母様がお父様の肩をバンバン叩いた。
隣にいる業は呆れたようにそれを見ていた。
『…？？？』
「ふっ…、業が話したんじゃないか？Aの事」
私たちの様子を見ていたのか零が私の耳元でそう囁いた。
『…なるほど』
.
.
.
今後の事が決まって、会議が終わる。座っていた身体をほぐそうと身体を伸ばしていると業のお母様達に話しかけられた。
「Aちゃんですよね？業から話は聞いてます」
『あ…っ、えと初めまして。降谷Aです』
差し出された手をきゅっと握るとそのまま腕を引っ張られて、抱きつかれた。
「ちょ、何してんの母さん」
「かっっわいい！！！業！良くやったわね、こんな子が将来の娘だなんて信じられないわ！」
「分かったから、Aの事離して」
「全くもう嫉妬かしら？独占欲強い男は嫌われるわよ」
『ははは…』
んん、こういう時って一体どうすればいいのだろうか？零の方を見るとお父様と談笑していた。
「業の携帯のホーム画面がAちゃんとの写真でね！問い詰めたら彼女だっていうから…！」
『…待ち受け…？』
「ええ！キスしてるプリクラよ」
『ぴゃあ！？ちょ、業！？』
誰にも見せたくないような写真をなぜにと業を見ると、眉を顰めて口を開いた。
「俺だって見られたくなかったよ」
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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます！コナン編作成まで暫くお待ちください！ (4月23日 23時) (
レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした！暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい！ (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2023年7月14日 9時
