椚ヶ丘高校の生徒会長 4【暗殺教室】 (ページ47)

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#１９０ページ47

＿＿＿翌日。

理事長に問題集を取られた。「中学の問題集はもう使わないですよね？」と。まぁ確かに使わないけど!!!

受験の勉強をしていると、携帯の着信音が鳴った。

『…殺せんせーから？』

〈旧校舎に来てくれますか？山に入ったら、校庭の方から校舎に入ってくださると嬉しいです〉

『？？？』

私服に着替えて、言われた通り旧校舎の山へ向かうことにした。

『(…校庭の方からって、何か理由があるのかな？)』

＿＿＿その頃、E組では。

理事長は、校舎の取り壊しを中断するように業者に伝えた。生徒達を外に出し、1つの椅子に5つの机が囲まれるように置いてある教室内。そこには殺せんせーと理事長の2人だけ。

「…さて、殺せんせー。もしも解雇(クビ)が嫌ならば、もしもこの教室を守りたければ、私とギャンブルをしてもらいます」

「…ギャンブル？」

「5教科の問題集と5つの手榴弾を用意しました。うち4つは対先生手榴弾。残り1つは対人用…本物の手榴弾です。どれも見た目や匂いでは区別がつかず、ピンを抜いてレバーが起きた瞬間爆発するよう作らせました」

理事長の言葉に烏間は、眉を顰めた。

「(何をする気だ!!)」

「ピンを抜き、問題集の適当なページに…レバーを起こさないよう慎重に挟む。これを開き、ページ右上の問題を1問解いてください。」

「!!?
そんなの開いた瞬間レバーが起きて…｣

原の言葉に、理事長は笑顔を見せた。

「そう。ほぼ確実に爆発を喰らう。ですが解けるまでは一切動いてはいけません。順番は貴方が先に4冊解き、残った1冊を私が解く。

このギャンブルで私を殺すかギブアップさせられれば、貴方とE組がここに残るのを認めましょう
…では、そうだね。寺坂くん。殺せんせーが勝てる確率を式から考えて」

「…対先生弾が爆発してもあんたはもちろん死にゃしねぇ。あんたを殺すには5冊目まで本物の爆弾を残しとかなきゃいけねぇから、

4/5×3/4×2/3×1/2 ＝ 1/5

20%だ」

その言葉に、理事長は左手人差し指と親指で丸を作った。

「正解」

「しかもタコが4回も殺す爆弾を受け続けなきゃいけねーのに。テメーは危なくなったらギブして無傷。圧倒的に不公平だろーが」

「寺坂くん、社会に出たらこんな理不尽の連続だよ。強者と弱者の間では特にね。だから私は…君達にも強者側になれと教えて来た。

さぁ、チャレンジしますか？これは…あなたの教職に対する本気度を見る試験でもある。
私があなたなら、迷わずやりますがね」