椚ヶ丘高校の生徒会長 4【暗殺教室】 (ページ46)

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キムチ鍋かすき焼きかで学秀とじゃんけんして、すき焼きになった。

『お母さんに何か言われたらどうする？』

「大丈夫だろ。稼ぎはあるんだ」

『うわ生々しい……。学秀の案だから許してくれるよ多分、きっと、絶対』

「どれなんだ…」

『絶対～！』

何だかんだお母さんは私達に甘い。あんなに怒ったのは初めて見たからちょっと怖かったけど。

『私達って愛されてるんだね』

「当たり前だろう。そうでなければここまで育たない」

『確かに』

「フリードリヒ二世の恐ろしい人￤体実験で明らかになったしな」

『赤ちゃんを使った実験だっけ…』

「ああ」

『私が赤ちゃん産んだ時は愛情ぶかーく育てないとだね』

「…………」

「はぁ？」と言う目で私を見る学秀。

『甘い物買おうかな、脳みそ疲れちゃったしね』

「高い物はやめといた方がいいぞ」

『…ハーゲンダッツは？』

「ダメに決まってるだろ」

『ケチ～、ケチんぼ学秀』

「なんだそれ」

ふ…と笑った学秀に私も笑い返す。

「赤羽と出かけるのか、そういえば」

急な発言に私はつい大きな声を出してしまった。

『どぅあ～～!?!?なんで!!!それを!?』

「声大きい」

『あ、ごめんなさい』

「最近の姉さん何かを心待ちにしているようだったからな。文化祭が終わったくらいから。姉さんの友達は皆受験生で予備校にも通ってる、出かけるような暇は無い。となれば残るはE組の奴等だけだ」

『…わぁお……』

「姉さんと仲いい女子達なら姉さんはすぐに僕に自慢する。自慢がないなら男しかいない。姉さんと出かける事が出来るくらい仲良い男子なんて…赤羽くらいだろ」

『すごい名推理!!!!』

「最近姉さん動物園の特集をチェックしてるから、行くのは動物園だろ」

『…もう怖い』

どこまで見てるの。怖いよ私の弟。

「姉さんは分かりやすすぎるんだ。だからあんな厄介なのに……」

『…ん？』

「気をつけるんだぞ」

『ナンパ男に？』

「それも含めて全部だ。

迷子になるな、1人で歩くな、赤羽とはぐれたらすぐ電話かけろ」

『私何歳かな』

「18歳の誕生日に行った遊園地で迷子になったのを忘れてないからな、僕は」

『そうだったぁ、すみませんでした』

おとうとつよい。