椚ヶ丘高校の生徒会長 4【暗殺教室】 (ページ28)

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＿＿＿11月中旬。日に日に寒さが厳しくなり冬の近づきを感じるそんな時期。

『はーい、という訳で学園祭での出し物をみんなで決めて行くよー。何でもいいからみんな言って～』

「執事メイド喫茶」

「お化け屋敷」

「演劇」

「メイド喫茶」

「クレープ屋」

「ハンバーガー店」

出るわ出るわ、皆の案。出てきた案を書いていると段々皆からの声が聞こえなくなった。

『これくらいか…。執事メイド喫茶とメイド喫茶の違いって？』

「執事メイド喫茶は男子が執事、女子がメイドに着替える。で…メイド喫茶は全員メイドか？」

「キツくね？」

「言うてこのクラスの男子の顔面偏差値、高いからいけるんじゃない？」

『軽くメイクすればOKになるんじゃない？』

「絶対嫌だ」

「俺もー。女子のメイドに需要はあっても男のメイドに需要はねぇだろ」

『お化け屋敷は去年やったよねー、うちのクラス』

「今年も…は少し飽きるよなぁ」

『まぁそんなわけで、皆今から3分時間取るから何やりたいか決めてくださーい』

「「「「はーい」」」」

それにしても…、もうこれがラストの行事か…。
そう思うと少しだけ…いや、だいぶ悲しいな。3年生は3学期から自由登校になり、ほとんどの生徒が受験で勉強するために来なくなる。来るとしても登校日と卒業式くらいだ。

『(…皆とこうやって集まるのももう数えるくらいしかないんだなぁ…)』

.
.
.

『はい、てなわけで3-Aは執事メイド喫茶に決まりました』

「「「「うぇーーーい!!!!」」」」

「ふぅーーー!!」

「女子のメイド服姿拝めるぜ！」

「「「きっしょ」」」

『メイド服とか執事服もどうする？クラス全員分作るのはさすがに難しすぎるし、買うしかないよね？』

「各自で買えばいいんじゃね？個性出ておもろそう」

『そうね、皆それでいい？』

そう聞くと、みんな頷いた。
うん…結構すんなり決まったな。

『あ、スポンサーつける？つけたいなら話つけるけど』

「いやー、いいんじゃね？今回は」

『今回は皆の力でやろうか。目指せランキング1位!!』

「「「「「お───!!!!!!」」」」」

「そういえば浅野くん、飲食店とスポンサー契約結んだってさ」

「相変わらずとんでもねぇ姉弟だな…」

『いやぁ、私は全然だよ』

「「「「(姉も姉でスポンサー契約した事あるからとんでもねぇんだよなぁ)」」」」