6日目 ページ20
宮田side
みつとがやさんが会見を開いてから
2日が経った今日、玉が居なくなってから
初めての全員集合の収録。
いつものレギュラーの深夜番組だから、
緊張することも無いんだけど、
やっぱり玉がいない楽屋の雰囲気は
いつもと全然違って、パズルのピースを
失くしたようになにかが欠けていた偽りの
話で埋め尽くされている様な気がした。
「そろそろスタンバイお願いします」
スタッフさんが呼びに来てみんなでスタジオに
移動する。
「よぉー、元気か？」
そこには俺たちの大先輩の濱口さんがいた。
「はい！元気ですよ〜」
いつもの笑顔で返さなきゃ、俺はそう思って
多分引きつっているであろう笑顔で答えた。
すると濱口さんが少し悲しそうな顔をして
「そうか、あんまり無理すんなよ！」
そう言って先を歩いていく。
その背中は、俺らより小さいはずなのに
誰よりも大きくて、たくましく見えた。
なにか俺たちの荷物を分けてくれたような、
悲しみを、言葉にせずに一緒に感じてくれたような
初めての不思議な感覚に思わず足が止まって。
「宮田、行くぞ」
鼻にかかったいつものみつの声で我に返る。
「ごめんごめーん」
そう言ってもう一度歩き始める。
そうだ、この足が動くことが幸せなことなんだ。
玉はその当たり前の幸せを失っていくんだ。
玉の本来の苦しみの原因はこれだった。
忘れてた。
体が動かなくなる、それを告げられて
玉は狂ってしまったんだ。
初めて玉のぎこちない会話から聞き出した、
病気、の言葉。
全部、最初からもう一度、鮮明に
記憶が蘇る。
「宮田？大丈夫か？」
ふわっと聞こえた。
玉･･･？
「行くぞ？」
違う。横尾さんだ。
またぼうっとしていたらしく、心配そうに
のぞき込む横尾さんに大丈夫、だと伝えて
今度こそはちゃんとスタジオに向かって
歩き出した。
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玉北 紫(プロフ) - るびさん» ありがとう！もちろん覚えてるよ！めっちゃ久しぶり！こっちこそ覚えてくれてて嬉しい！これからもよろしくね！ (2016年3月27日 13時) (
レス) id: 610ae4d870 (このIDを非表示/違反報告)
るび(プロフ) - 移行おめでと！私のこと覚えてるー？更新頑張れっ！ (2016年3月26日 20時) (レス) id: 0e2743de21 (このIDを非表示/違反報告)
玉北 紫(プロフ) - 腐った林檎さん» イメ画下手でもいいなら書くよ？笑明日かぁ、何時かわからんわ笑 (2016年3月21日 21時) (レス) id: 610ae4d870 (このIDを非表示/違反報告)
腐った林檎(プロフ) - 玉北 紫さん» 海ねずみ氏が良いって云って下さったから明日パス教える。 (2016年3月21日 21時) (レス) id: d2b3506341 (このIDを非表示/違反報告)
腐った林檎(プロフ) - 玉北 紫さん» え、海ねずみ氏に聞いて？書いたの俺じゃないから。『君の知らない世界』の、イメ画書いて貰った。紫も何れかのイメ画書いてくれる？後、俺が書いたやつ載せんの今度手伝って〜。明日朝何時に家出れる？ (2016年3月21日 20時) (レス) id: d2b3506341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuaTama | 作成日時：2016年3月21日 0時
