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じゃぱぱ ページ1
おや?あなたが選んだのはじゃぱぱさんですか。
それではお気をつけて…
「A〜!お腹すいたよぉ…」
『え!?嘘…血は朝あげたじゃん!』
私の彼氏であるじゃぱぱは吸血鬼。
吸血鬼は誰か一人と契約して、死ぬまでその人の血を飲むんだ。
じゃぱぱの契約相手は私。
だから、適度に血をあげてるんだけど…
「ねぇ!Aは吸血鬼のこと勘違いしてない!?吸血鬼だって朝昼晩とご飯欲しいに決まってるじゃん!常識でしょ!?」
『私は吸血鬼の常識知らない!』
こうやってすれ違って喧嘩することも日常茶飯事。
それでも好きなんだよなぁ…
「もういいもん!Aとの契約解除するから!」
『はぁ!?契約しよって言ってきたのはそっちじゃん!』
また、喧嘩しちゃった…こんな事本当は言いたくないのに。
『もういい!じゃぱぱなんて知らないからっ!』
「あ!ちょっ…おい待てよ!」
どうしようどうしよう。
涙が止まんないよ。
『ヒグッ…グスッ…じゃぱぱ…』
もうあれから半日くらい経ってる。
これでも涙は止まらないから、目が痛くて痛くてたまらない。
『もう、私のこと嫌いになっちゃったんだ…』
独り言だった、はずなのに。
「そん、な、こと…ないっ!!」
『!?』
そこにはいるはずのないじゃぱぱの姿。
『なんで…?』
「言い、すぎた。ごめん…帰、ろう?」
『っ!うん!』
じゃぱぱとはいっぱい喧嘩して、仲直りして。
そのたびに絆が強くなる気がする。
だから、これからもよろしくね?
『…じゃぱぱ。…好きっ//』
「へ?///」
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作者名:しらたま | 作成日時:2022年3月10日 14時