146話 ページ28
数分経って、慌てて食堂へ戻るロー。
ナミから返してもらったナナシのビブルカードを見て、大切そうに握って胸に抱いた。
ルフィ「トラ男、良かったな」
ローに声を掛けたルフィ。
ロー「…いや、良くねぇよ…」
その言葉に「え？」と首を傾げるルフィ。
ロー「ナナシは…蘇るのに、最低1時間は掛かる。だが、今回はたった十数分。たぬき屋、医者のお前なら、それがどういう意味か分かるだろ」
チョ「！！」
ルフィ「どういう事だ？チョッパー」
全員チョッパーに注目する。
チョ「……人が心肺停止状態から救う時間だよ。ナナシは自力で蘇ったのではなく、人の手で蘇ったって事だ」
「「「！！？」」」
ナミ「誰かに助けてもらった…という線はないの？」
ロー「ナナシが死に至る状況を作って、すぐに蘇らす事ができるのは、リシア屋が言っていたあのイカれた科学者だけだ。
ナナシは今、生きるも死ぬも全てあの野郎次第。ナナシに利用価値があると言っていた奴がナナシを死なすような状況など1つしかねェ！」
そして今のナナシは既に蘇られる体ではないこともローは説明した。
ここで息を呑む声が聞こえた。
言わなくても分かる。
元々ナナシの過去から知っている。
ナナシは先程、恐らく人体実験をされて、心肺停止まで至ったという事を察する。
どれ程非情な事をされているのか。
早く助けに行かなければ、ナナシの身が持たない！
なぜならナナシのビブルカードは、ほんの僅かしか戻っていない上に、
まだ燃えているのだから…
ルフィ「ナミ！早く行こう！」
ナミ「ええ！ジンベエ！お願い」
ロー「俺からも頼む…それとナミ屋」
ナミ「？」
ローは「悪かった」とナミに謝った。
ナナシのビブルカードを再びナミに渡すロー。
ロー「ナナシの事を知らせてくれた事、礼を言う」
ナミをそれを聞いて驚きながらもフッと笑った。
ナミ「気にしないで。あーでも、ナナシを助け出してから一発殴らせてもらうわよ」ニヤリ
ロビ「それ、私もお仲間に入れさせて♡ナミ」
ナミ「もちろん♡」
ロー「！？」
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瑠璃アゲハ(プロフ) - もなかさん» こんばんは。上げ下げ激しいですね😅自分でもそう思います。これを乗り越えて、今の番外編では幸せの日々になっているのだと思います。コメントありがとうございます！ (2022年10月31日 0時) (
レス) id: 5378db7357 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 途中でむなやけ？して気持ち悪くなったけどとってもいい小説ですね…！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page35 id: a5c57e823a (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 楽しみに待ってます！ (2021年3月3日 20時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - リエさん» まあそうですよねーｗローをどう登場させようか、まだ考え中です。そんな苦痛の中にいるヒロインを、ローはどう救い出すのか、お楽しみに。私も頑張って書いていきます！ (2021年3月3日 19時) (レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新お疲れ様です！最近「その時だった」ワードにめっちゃ反応しちゃいます、、ww (2021年3月3日 19時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2021年2月27日 1時
