59話 ページ19
リシアはナナシの傍にしゃがみ、心配してきた。
貴方『ハァ…何、これ……ぁ…』
リシア「っっ…ごめんなさい……ごめんなさい…！」
リシアは泣きそうな顔で俯きながら突然謝り出した。
ナナシは苦しみながらも、リシアへ視線を少し向けた。
どうして彼女がこんなに謝るのか…
一体何をされたのか…
何がどうなっているのか…
疑問が止めどなく溢れてくる。
後ろから影が近づく。
「よくやったリシア。愛おしい彼女がまさか私の元に帰ってくる日が来るとは」
リシア「私そんなつもりじゃ！本当にただナナシさんともう少しいたかっただけ！どうしてナナシさんにこんな事を！？」
リシアはナナシの後ろに立つ自分の父に向かって叫んだ。
彼女もなぜこんな事態になってしまったのか分かっていないようだ。
「ならこれは運命だ。なんて運がいいんだ俺は」と男は笑った。
ナナシは胸を抑えて荒い息をしながら後ろを振り向いて、見上げた。
リシアの父である男を。
貴方『どういう、こと……クッ…』
「随分と苦しそうだな。でも直にに良くなるだろう。お前の体だとあと数十分したら自然と抗体が作られて効かなくなる」
どうしてこの男は自分の体の事を知っているのか。
普通に毒を盛られたとしても、ほぼ効かないのに、こんなにも息苦しい劇薬でも飲まされたというのかと、遠くのテーブルの上のカップを見た。
始めから見ず知らずの人をいきなり殺すつもりだったのか？
海賊と一緒にいる事も話したのに、ローがこの事を知ったらどうするつもりなのだと、
この男は一体何を考えているのか、全く分からない。
ナナシはもう一度男を睨み上げた。
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瑠璃アゲハ(プロフ) - 魔女猫さん» 魔女猫さん！応援ありがとうございます！！魔女猫さんも受験ですか！大変な時期になると思いますが、頑張っていきましょう！(*ﾟ∀ﾟ) (2021年1月1日 21時) (
レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
魔女猫(プロフ) - 私も今年は高校受験です。お互いに頑張りましょう!!これからも応援しています!!! (2021年1月1日 13時) (レス) id: fc1e6362a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年12月27日 3時
