約束 Original Story 【トラファルガー・ロー】【ONEPIECE】 (ページ10)

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8話ページ10

「あ！もうすぐマジックショーが始まるよ！」

ローやケルク達と談笑していたら、（ナナシ）の近くにいた男の子がふと時計を見て、思い出したかのように言った。

外も日が落ちてきていた。

「ホントだ！」
「（ナナシ）お姉ちゃんも行こうよ！」

貴方『そういえばケルクさん言っていたわね！』

ケルク「おう！先に行ってな」

イケル「俺も店閉めて後から観に行くわ」

ケルク「手伝うぜ」

ケルクもイケルの手伝いで、店の奥へ行った。

貴方『ローも行こうよ！』

ロー「行かねェ」

貴方『行くったら行くの！この島に海軍いないから心配ないよ！』

ロー「おい！」

「その心配はしてねぇよ」と思ったローは（ナナシ）に強引に連れて行かれた。

　

　
　

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貴方『みんな案内ありがとうね』

「えへへ」
「うん！」
「楽しみだね！」
「あ！パパとママだ！」

（ナナシ）はマジックショーの会場へ連れてきた子供達に礼をして、子供達もそれぞれ親の元へ走っていった。
　
　

ペン「マジックショーなんて俺達初めて見るかもな！」

シャチ「そうだな！」

ロー「俺の能力と大差ねぇだろ」

貴方『あ、それ言っちゃダメだよ』

ベポ「メスクマ出してくれないかな？」

シャ＆ペン「「出すかアホ！」」

ベポ「スイマセン…」

そんなやり取りを見てクスクス笑う（ナナシ）に、呆れて溜息を吐くロー。

その時…

　
パァン！パァン！

　
　
　

花火が上がり、マジックショー開演のスピーカーが入る。
　

【皆さん！本日は私のマジックショーにお越しいただき誠にありがとうございます！！夢の様なお時間をどうぞお過ごしください！】
　

スポットライトに照らされ、いかにもマジシャンという格好をした男が出てきた。
　

見た目は若く、頭に被るシルクハットを取って一礼した瞬間、白鳩の群れが飛び、マジックショーが始まった。