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16話 ローside ページ18
ローside
男の子「バイバイロー先生！」
女性「ロー先生、いつもありがとうございます」
ロー「！…あ、あぁ。お大事に」
気づいたら、病院の廊下に立ち、治療を終えた親子を見送っていた。
俺はさっきまで何を？
着ている白衣に見覚えのある廊下…
何を考えているんだ。
いつもの病院で俺の家だろ。
？「あ！お兄様！お疲れ様！」
後ろから可愛らしい声が聞こえる。
やけに懐かしく感じるのはなぜだ。
ロー「ラミ」
ラミ「どうしたの？お兄様。今日の患者さんはさっきの方達で終わりよね！久々の午後休憩だよ！…わっ！？」
俺はラミを抱き締めた。
なぜかは分からない。
一瞬ラミへの申し訳なさが込み上げてくる。
何に対しての申し訳なさなのか、全く分からないが…
ラミ「お、お兄様！？」
突然の事で混乱するラミ。
ロー「ククッ悪ィ悪ィ」
ラミ「もう！からかわないでよ！一応ここは病院よ！患者さんに見られたら大騒ぎよ！」
「先生という自覚を持って！」とプンプン怒るラミはまだまだ子供だなと思う一面、身長や体はすっかり大人で、看護師の制服を着ていた。
ラミ「って大事なこと忘れてた！お兄様！今日だよ今日！早く港に行かなきゃ！」
ロー「？何かあったか？」
ラミ「ここずっとお仕事忙しかったから忘れたの！？（ナナシ）お姉ちゃんが2年ぶりに帰ってくるんだよ！！」
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年11月24日 3時
