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ロー「なあ（ナナシ）、もしフレバンスから一緒に逃げられたら、こうやって旅、してたと思うか？」
オペオペの実のお陰で、ローは珀鉛病から治ったけれど、もし別の運命を辿っていたら、こうなっていたのだろうか。
貴方『そうかもしれないわね。でも、それはもう叶っているじゃない』
ロー「…フッ。そうだな」
貴方『ロー』
（ナナシ）は振り向いて、ロー見つめた。
貴方『大好き』
ロー「急にどうした」
貴方『なんか言いたくなった』
ロー「フッなんだそれ」
貴方『私はいつもローの味方だから』
ロー「俺もだ」
（ナナシ）が側にいる。
溺れた自分を守る為に周囲に気を張っている。
ロー「疲れているだろう」
寝てもいいと伝えると、「今寝るにはもったいない」と、何とも愛おしく感じる返事が来た。
ロー「………」
彼女は未だに自分を人間ではないと思っているのだろうか。
ゾウに着いたあの夜、肩を震わせて抱き着いた彼女の姿がローは忘れられなかった。
ロー「（ナナシ）、お前は人間だ。お前が何者であろうと、愛すると言ったが、お前は紛れもなく人間だ。ドフラミンゴに撃たれて…俺との約束を破ったとも言っていたが、お前は言葉通り「死んでも約束を守る奴」だ。だから最初っから、約束を破っちゃいねェよ」
貴方『！！』
ローは（ナナシ）を強く抱き締めた。
貴方『ロー、ありがとう』
微笑む（ナナシ）の顔はどこか安心したように見えた。
心の何処かで思っていた（ナナシ）の不安の種をローは根こそぎとった。
ローもどこかで伝えようとしたが、誰もいない今なら素直に言えた。
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瑠璃アゲハ(プロフ) - hinaさん» コメントありがとうございます！ヒロインに嫉妬ですか！確かに書いたことがない話ですね！シチュエーション考えてみます！ありがとうございます！ (2020年11月23日 1時) (
レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
hina - 次はももちゃんに嫉妬とかどうですか？ (2020年11月22日 21時) (レス) id: c9859b37ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年10月31日 18時
