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ログが溜まり、出港の準備が整えられる。
？「（ナナシ）さーん！」
名前を呼ばれ、振り返るとカイが港まで走ってきていた。
貴方『！…カイくん！あ…』
チラッと隣にいるローを見る。
また機嫌を損なわれたらと、顔色を伺う。
ロー「はぁ…1分だけだ」
貴方『！ありがとう』チュッ
ロー「！？」
頬をキスされ、目を見開く。
そして彼女はそのままカイの元へ走っていった。
ロー「フッ…夜は覚悟してろよ…」ボソッ
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
貴方『カイくん！もしかして見送りに？』
カイ「それも兼ねて、コレを渡したくて…もしよかったら受け取ってください！」
カイはスケッチブックから一枚の絵を（ナナシ）に渡した。
貴方『！…これ……カイくん、ありがとう』
カイ「えへへ。想像に過ぎないけれど、でもきっとこうだろうなって」
貴方『ううん。すごく素敵よ。カイくんもユイちゃんと幸せにね』
カイ「はい！」
貴方『…ゆっくり話せなくてごめんね。私の彼、思った以上に寂しがり屋だから、もう行くわ』
カイ「また会え…いえ、お元気で！（ナナシ）さん！」
貴方『カイくんも』ニコッ
（ナナシ）は船へ走り、港から跳び移る。
見えなくなるまでカイは黄色の潜水艦を見送った。
また会えるかどうかなんて、この広い海じゃ分からない。
だけど願えば、きっと人の縁というものが導いてくれる。
旅は、そういうものだ。
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瑠璃アゲハ(プロフ) - hinaさん» コメントありがとうございます！ヒロインに嫉妬ですか！確かに書いたことがない話ですね！シチュエーション考えてみます！ありがとうございます！ (2020年11月23日 1時) (
レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
hina - 次はももちゃんに嫉妬とかどうですか？ (2020年11月22日 21時) (レス) id: c9859b37ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年10月31日 18時
