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【ポーラータング号】
ローは（ナナシ）の腕を掴んだまま、廊下を歩き、部屋へ向かう。
貴方『ロー！痛いの！離して！』
ローの険悪なオーラと（ナナシ）の言葉に、クルーもただ事じゃないと部屋の中からでも察することができた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
バタン！ガン！
船長室に入った途端に（ナナシ）の腕は壁に縫い付けられ、首筋を噛まれる。
貴方『いたっ！？』
ロー「あの男と一緒にメシまで食って、楽しそうだったな。ナンパでもされて、堂々と浮気か」
貴方『！？そんな訳ないじゃない！』
信じられない！と目を見開く（ナナシ）。
目の奥が熱く、鼻の奥がツンと感じた。
貴方『…っ……』
そしてされるがままにローに首筋を何度も吸われた。
ロー「他の男と話すなと言ったよな」
貴方『だから、あの子とは顔見知りなの！昔の旅で会ったことがあって…それに、あの子は好きな子がいるのよ！今度故郷に帰ったらプロポーズするって話してたとこで…』
ロー「……！？」
ローは（ナナシ）とあの男と楽しそうに会話している所を船へ戻る途中で目撃した。
耳元で何か秘密話をしている二人。
それを見て沸々と怒りが込み上げてきた。
つまりは嫉妬だ。
島に上陸する時は滅多に一緒に居られないのに、彼女は呑気に他所の男とメシまで付き合っていた事に嫉妬したのだ。
そしてあの男が（ナナシ）を見る目と（ナナシ）を守る時も、てっきり（ナナシ）に好意を持っているのかと思った。
いや、好意は持っている。
だがそれは…
ロー(恋愛ではなく…敬愛としての好意か…)
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瑠璃アゲハ(プロフ) - hinaさん» コメントありがとうございます！ヒロインに嫉妬ですか！確かに書いたことがない話ですね！シチュエーション考えてみます！ありがとうございます！ (2020年11月23日 1時) (
レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
hina - 次はももちゃんに嫉妬とかどうですか？ (2020年11月22日 21時) (レス) id: c9859b37ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年10月31日 18時
