・ 完 ページ3
No side
ある程度ハロウィンを楽しんだハートの海賊団はポーラータング号に戻った。
（ナナシ）も自分の部屋に戻ろうと、船長室の前を通ると、ローに呼び止められた。
ロー「（ナナシ）」
貴方『ん？』
ロー「トリック・オア・トリート」
貴方『へ？あ、お菓子まだあったかな？』
カバンを開けようとする（ナナシ）の手を掴み、自分の部屋に入れるロー。
ロー「ねェならイタズラだな」
貴方『ま、待ってよ』
ロー「待たねェ」
ボフッとベッドへ（ナナシ）を押し倒し、覆い被さるロー。
ロー「お前を喰うから。両方頂く」
貴方『！…シスターを食べる悪魔なのね』
ロー「嫌なら神にでも助けを求めるか？」
貴方『神は信じていないもの。あ、悪魔に魂を捧げて、悪魔信仰でもしようかしら』
ロー「俺だけの、な」
貴方『もちろん。ローじゃなければ、この十字架の短刀で心臓を突き刺すわ』
先程の（ナナシ）の殺気事件を思い出すロー。
ロー「ククッ…物騒なシスターだな」
貴方『お嫌い？』
ロー「むしろ好みだ」ニヤリ
不敵に笑ったローはそのまま（ナナシ）の唇に喰らいついた。
貴方『んっ…//』
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ｰｰｰｰｰ
事を終え、ベッドの上で見つめ合う2人。
貴方『ロー』
ロー「あ？」
貴方『トリック・オア・トリート』
ロー「……ねェよ」
貴方『知ってる。ならイタズラね』クスッ
ローの首筋に甘噛みする（ナナシ）。
ロー「！珍しいじゃねェか」
貴方『だって私の魂はローのものだもの。ローがいないと生きられない』
「もう一回」とローの耳元に色っぽく囁き、ローも「どうなっても知らねェぞ」と返した。
貴方『フフッ望むところよ』
甘くて不穏な夜はまだまだ続く。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
不穏なハロウィン 完
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瑠璃アゲハ(プロフ) - hinaさん» コメントありがとうございます！ヒロインに嫉妬ですか！確かに書いたことがない話ですね！シチュエーション考えてみます！ありがとうございます！ (2020年11月23日 1時) (
レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
hina - 次はももちゃんに嫉妬とかどうですか？ (2020年11月22日 21時) (レス) id: c9859b37ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年10月31日 18時
