286話 ページ10
No side
ルフィ「あ！おい！トラ男！！
何だこの血の量！腕はどうした！？
おい！しっかりしろ！トラ男！」
ルフィはローを仰向けにして呼びかけるが、ローは動かない…
ドフ「死んでるよ…見りゃわかるだろ。（ナナシ）の元へ送ってやったんだ」
ルフィ「嘘だ！」
ドフ「随分とお前を信頼してる様だった…」
この時、ドレスローザを囲む「鳥カゴ」が少しずつ縮み始めた…
ドフ「お前は奇跡を見せてくれるんだって？“麦わら”。フッフッフ！戦っても強そうには感じなかったが…さぁ来い。二人いるぞ。」
トレ「ベッへっへ！」
ドフ「ゲーム終わらせよう」
どれだけ揺さぶっても動かないローを見て、怒り出すルフィ。
ルフィ「よくもお前ら！！」
ドフ「みんな死ぬ…遅かれ早かれな！
ああ悪い。「ゲーム」の趣向が変わった事を知らせてなかった。フフフ」
ルフィ「！「ゲーム」！？何だ今更！」
ドフ「まァ聞けよ。町を囲む「鳥カゴ」は今少しずつ収縮しているんだ。まるでゆっくりと傘を閉じる様に…やがてこの国の全てを切り刻むだろう…時間にして約…1時間ってとこか？」
ルフィ「え！？」
ルフィは空に見える鳥カゴを見上げた。
確かに少しずつ動いている…
ドフ「町も人も動物も…！お前の仲間達も！お前も全てだ！フッフッフ！
つまりお前の友人達は一足先に死んだだけだ！
なァ“麦わら屋”…そう呼ばれてたっけな…フフフ」
ルフィ「…………！」
ドフ「なに。心配には及ばねぇ。国はまた創る」
ルフィはドフラミンゴに向かって駆け出す。
ルフィ「ミンゴ！お前をブッ飛ばせば済む話だろうが！！“ゴムゴムの”ォ！！」
ドフ「フフフ！それができねえって話をしたつもりだったが…」
ルフィの攻撃を避けようとすた瞬間、
？「”シャンブルズ”」
目の前にローが現れ、予想外なことに驚くドフラミンゴ。
ドフ「！？ロー！！」
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作者名：瑠璃アゲハ | 作成日時：2020年9月23日 4時
