7話 ページ8
幸い捻挫で済んだが、念の為今日はそのまま早退した。
玄関を開けても真黒な部屋。
普段1人で過ごす、広すぎるリビング。
男の人の写真が飾られてる神棚。
そう、私は1人で暮らしている。
父は私が小3の時病気でなくなった。
母は国境なき医師団として世界中を転々としている。
家には半年に1度くらいは帰ってくる。
高校に入った頃から始まったこの一人暮らし。
初めはご飯を作ることも掃除をすることもままならなかった。
今は1人前に家事はできるようになったが、今日のように怪我をしているときには誰かに甘えたい。愛に電話しようと思ったが、今はきっと授業中だ、と思い携帯をしまった。
松葉杖をついて、エレベーターに乗る。
近くの公園のベンチに座り、子供たちが遊んでいるのを眺める。
そういえばダイエットするって言ったんだよな。
したいけどこの状態じゃ運動出来ないし、また今度か
家に帰ってもなにかする訳では無いからもう少しだけ座っていた。
お日様が気持ちよくてウトウトしていたら、頭にボールが当たった。
今日はつくづく着いていない。
『いたっ！！』
？「すみませんっっっ！！！」
ボールがあった場所をおさえながら顔を上げる。
そこにはキュルキュルな目に犬みたいな可愛さの顔のイケメン男子が心配そうな顔で立っていた。
？「ほんとにすみません！！大丈夫ですか！？大丈夫じゃないですよね！？え！足怪我してる！！やばい！さらに怪我を、、、！」
と1人でパニックになっていた。
ん？よく見ると私と同じ高校の制服だった。
ネクタイの色は青で同級生だとわかった。
『あの、○○高校の3年ですか？実は私もそうで、』
？「そうです！！7組の豆原一成と言います！」
『あ、やっぱり！4組のAです』
豆「ほんとにすみません！！」
『もう大丈夫です！』
豆「ほんとすか？でも足もなんか怪我してるし、なんかお詫びさせてください！！」
『えー、別にいいのに、、、』
豆「いや、こっちが悪いんですから、何かしないと気が済まないです！！」
『じゃあ、明日の購買グラタンパンがあるんでそれお願いします』
豆「はーい！！」
『あ、そういえば今授業中だよね？なんでこんなとこにいるの？』
豆「うちのクラス今感染症が酷くて学級閉鎖中」
『あー、そうなんだ、』
と豆原くんと世間話をしていたら、いつの間にかいい時間になっていた。
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らいむ(プロフ) - コメント失礼します。いつも展開楽しみにして読んでいます！幸せな展開になりますように(>_<)、、気になる展開すぎてせめて今日あと1話だけでも読みたいぐらい待ち遠しいです！笑これからも更新楽しみにしてます！^_^ (5月10日 23時) (
レス) id: 4389724e1b (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます。お話の進め方迷子でしたのでリクエストとてもありがたいです。ご希望に沿うことが出来るよう良い物語を書いていきたいと思います。 (5月9日 22時) (レス) @page14 id: 21f363cd9e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 追加。主人公は病院のベッドで寝ていた。特にメンバーの許くんは「助けてあげられなくてごめん。」と謝る設定。主人公は安堵し泣く設定。 (5月8日 21時) (レス) id: 3780771c00 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - はじめまして。主人公が耐えられず飛び降りろうとした話お願いします。大けがだったけど一命を取りとめた。1人大人しそうな女の子が主人公のイジメを心配した、他のiniのメンバーも主人公の味方になってくれた感じ。1人の女の子と親友に。iniのメンバーとも打ち解ける。 (5月8日 21時) (レス) id: 3780771c00 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - オ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グを外して下さい。 (3月14日 10時) (レス) id: b56975c361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2024年3月10日 23時
