3話 ページ4
本鈴がなってみんなゾロゾロと自分の席に着く。
隣の席の優等生フェンファンもめずらしく小走りで席に座った。
『こんなギリギリまで席にいないのめずらしいね？』
豊「ちょっと将吾のとこ行ってた」
『え、たじ？』
豊「うん、なんで？」
『いや、仲良かったんだ？知らなかった』
豊「実は結構仲良いんだよ」
『へぇー、』
私たちのこの会話は日直の号令によって途切れた。
授業が始まって5分。私は飽きてきてあのセンセイがどこにいるのか探してみた。
あ、見つけた
メモを取りながら廊下側の一番後ろに立ってる。
真剣な顔もかっこいいなーと眺めていたら、目が合ってしまった
あぁ、目も綺麗
そう思っていたらちいさくお辞儀をされたのでこちらもお辞儀をし返す。
あの先生とちょっと関われた、嬉しい！！と心の中で大騒ぎ。
そこからまたつまらない授業が続き15分もしたら私は寝ていた。
トントン、トントン
誰かに肩を叩かれ私はムクっと顔を上げた
大「授業中ですよ。分からない問題でもあった？」
今目の前にあの先生が至近距離でいる
『あ、えっと、あの、この問題が、、、、』
と咄嗟に解いてもいない問題を指さした。
大「えっと、この問題は円周角の性質を使って、、、」
今先生が教えてくれてるけどそんなの頭に入らないくらいドキドキしている。今にも頭と頭がくっついちゃいそうなくらい近い。
でも、せっかく教えてくれてるんだ、この問題くらい理解しよう、としっかり先生の説明を聞いた。
大「どう？これで分かった？」
『はい！ありがとうございます！！』
と、私は先生に感謝を伝えた。
大「良かった。分からなかったらいつでも声かけてね」
と授業中寝ている私にも気を使ってくれた。
それが嬉しくて先生と一緒に解いた問題を自ら手を挙げて黒板に答えを書きに行く。
先生もクラスメイトも愛もフェンファンもみんな私が手を挙げたどころか、起きていることに驚いていた。
私はあんなちょっとした事でも先生が教えてくれたらこんなにもやる気になるんだ、と自分の単純さに呆れた。
授業が終わると愛とフェンファンに声をかけられた。
愛「ねぇ、どうしちゃったの？急に手なんかあげちゃってさ」
豊「いつもはずっと寝てるのに。」
『いやぁ、実は、、、』
さっきの出来事を話す。
愛「え！良かったじゃん！」
愛は興奮気味にそう言った。
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らいむ(プロフ) - コメント失礼します。いつも展開楽しみにして読んでいます！幸せな展開になりますように(>_<)、、気になる展開すぎてせめて今日あと1話だけでも読みたいぐらい待ち遠しいです！笑これからも更新楽しみにしてます！^_^ (5月10日 23時) (
レス) id: 4389724e1b (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます。お話の進め方迷子でしたのでリクエストとてもありがたいです。ご希望に沿うことが出来るよう良い物語を書いていきたいと思います。 (5月9日 22時) (レス) @page14 id: 21f363cd9e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 追加。主人公は病院のベッドで寝ていた。特にメンバーの許くんは「助けてあげられなくてごめん。」と謝る設定。主人公は安堵し泣く設定。 (5月8日 21時) (レス) id: 3780771c00 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - はじめまして。主人公が耐えられず飛び降りろうとした話お願いします。大けがだったけど一命を取りとめた。1人大人しそうな女の子が主人公のイジメを心配した、他のiniのメンバーも主人公の味方になってくれた感じ。1人の女の子と親友に。iniのメンバーとも打ち解ける。 (5月8日 21時) (レス) id: 3780771c00 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - オ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グを外して下さい。 (3月14日 10時) (レス) id: b56975c361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2024年3月10日 23時
