40.探偵たちの夜想曲 ページ41
「おいおいおい！こいつは、この前の銀行強盗の計画書じゃねぇか!!」
「大胆にも3人揃って拳銃を持ってる写真まで載せてますねぇ。」
『真ん中の男性…探偵事務所で亡くなった人ね。そして右側の男性は、さっきスーツケースにあった彼だわ。』
「じゃあ左端の女性がもう1人の強盗犯でしょうか。」
まるでサバゲーにでも行くかのような軽い写真。
強盗を犯して、さらに人を殺めるなんて…許せない。
彼らのメールのやり取りを見てみれば、仲間の女性の引越し先の住所が記録されていた。
…もし彼らを殺害したのが彼女なら、もう1人の犯人を探しに行っているのかもしれない。
真相に気付いた新一くんは、彼女を止めるために一緒について行ったの…？
「この住所のとこに行ってみましょう。」
安室さんの言葉に頷き、私たちは部屋を出た。
マンションを出て、後部座席に小五郎さんと蘭ちゃん、助手席に私が乗り込んで早速車を走らせる安室さん。
その時に蘭ちゃんが携帯を確認すれば、新一くんからメールが来ていたらしい。
「嘘!?コナンくんからメール来てた！…大丈夫だから、心配しないでって…。」
『やっぱり自分からついて行ったのね…。』
これは事件が解決したら説教ね。
ほんっと誰に似たんだか…。
従甥の無鉄砲さに頭を抱える。
後部座席では蘭ちゃんも不安そうに俯いている。
「工藤さん、蘭さん。気休め程度にしかならないかもしれませんが、今すぐコナンくんに危害が加えられる恐れは少ないと思いますよ。」
『「え…」』
運転しながら安室さんは言う。
「我々が先程のメールでの警告を無視して警察に連絡する恐れもある訳ですから。検問に停められた時のために、人質には生きていてもらわなくてはなりません。」
『っでも彼女の目的が復讐なのだとしたら…巻き添えになる可能性もありますね…』
「そんな…」
「えぇ。ですから彼が危険な状況にあることは変わりません。急ぎましょう。」
そう言って安室さんはスピードを上げる。
暫く走った所で、阿笠博士から小五郎さんに着信が入る。
その内容は、新一くんを乗せた車が今私たちが走っている通りを走行しているとの事。
『車種は!?』
「青い小型車…ナンバーは!?」
小五郎さんが博士に車両情報を聞いている時、視界の端に青い小型車が映りこんだ。
『ッあれ!!』
対向車線か…!!
そこまで認識した時、同じく車を確認した安室さんがギアを動かすのが見えて咄嗟にアシストグリップを掴む。
「何かに掴まって!!」
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YuasA(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます。先程訂正いたしました！ (2022年1月7日 16時) (
レス) id: 5892518060 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ24で、「電話したもんだな」が「電話わしたもんだな」になっています。 (2022年1月7日 15時) (レス) @page24 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuasA | 作成日時：2022年1月1日 23時
