契約 海馬瀬人 ページ45
※私のための小話なので興味ない人はリターンしてください。
読まれる方は秘書設定のパラレルと考えてください。
『それ』は突然訪れてきた。
「………瀬人、今なんて？」
「言った通りだ。オレの秘書になれ、A」
「いやちょっと待ってよ、俺今就活してて……」
そう、俺は18歳なので、これから働く場所を探していたのだが──
「貴様の受けた企業は全てキャンセルしておいた」
「はぁ！？俺まだひとつも受かってないんだけど！？」
「だからオレの秘書になれと言っている」
この幼馴染は何時からこんな横暴になったのか。だがされたものは仕方がない。腹を括って「やる、」と一言言うと、そいつは契約書を取り出し机の上に置いた。
置かれた契約書にざっと目を通す。
ブラック企業と名高い海馬コーポレーションだ。何か恐ろしいことは書いていないかと見てみるが、特にそれらしいことは無い、普通の契約書だった。…月収が百二十万とおかしな事になっているが。
月収は見なかったことにして、サインを書き瀬人に渡す。
「……フン、契約成立だな、A」
サインが書かれた契約書に目を通し、満足そうに笑う瀬人に頭を抱える。
もしや俺が20社受けても受からなかったのはこいつの陰謀なのでは無いだろうか。
だがもう過ぎたこと。それに今俺の自宅で面接(？)は終わり、内定(？)も貰えたのでもうどうでもいい。
「A、」
「何」
「こっちに来い」
「はぁ？」
不満げな声を上げながらも向かいに座っていた瀬人の横へと行くと、手首をぐいっと引っ張られた。
「っ…！?」
突然の瀬人の行動に目を丸くしていると、瀬人が顔を近づけて囁いた。
「これから頼むぞ、A」
どこか甘さを孕んだ瀬人の声に、つい挑発されて声を上げる。
「へぇ?あんた、この俺を使いこなせるの？」
掴まれていない方の手で瀬人の頬に触れると、ぴくりと反応した。
「フ…試してみるか？」
さらに顔を近づけて、今度は瀬人が俺の頬に触れる。少しくすぐったい。
いつの間にか腰に伝っていた瀬人の腕がぎゅっと力を込めた。
「上等。瀬人、あんたのお手並み拝見だ」
「フン…だがA、オレの期待を裏切ってくれるな。貴様には期待している」
「なら俺はあんたの指示にやり甲斐があるかどうかを探索させてもらうぜ」
「好きにしろ」
「なら好きにさせてもらうよ、海馬社長」
そう言って俺は息がかかるほど近い距離を一瞬だけ０にした──。
──────
本当に意味がわからないけどこんな長編書いてみたいです
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ハルカ - ありがとうございます(*^_^*)とても良かったです(*^_^*) (2020年1月17日 14時) (
レス) id: bf9f87e973 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - ハルカさん» ただ今更新致しました。お時間ある時にでもご閲覧くださいね。 (2020年1月17日 13時) (レス) id: 93bfd3f927 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 蓮さん» 遅くなりすみません。もったいないお言葉ありがとうございます！満足していただけたようで何よりです！ (2020年1月17日 13時) (レス) id: 93bfd3f927 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - よろしくお願いしますm(_ _)m無理しないようにゆっくり書いてください(*^_^*) (2020年1月14日 21時) (レス) id: bf9f87e973 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - いやもう神ですか！？海馬くんが…海馬くんが…(語彙力崩壊)本当にありがとうございました！！ (2020年1月14日 21時) (レス) id: f38bb46244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2019年11月24日 9時
