愛してる 海馬瀬人※蓮様リクエスト ページ41
今日はバイトも遊ぶ用事もないので、久しぶりに瀬人に会いに行こうと思い、海馬コーポレーション社長室へと訪れていた。
瀬人からすれば迷惑かな、等と思ったが、意外にも通してくれたので、有難く社長室へ足を踏み入れることとした。
「瀬人、入るよ」
「ああ、Aか。入れ」
「お邪魔しまーす」
控えめにドアをノックして社長室に入り込む。
瀬人は一通り仕事が終わったのか、キリのいいところで休憩に入ったのか、パソコンを閉じてコーヒーを飲んでいた。
「お仕事お疲れ様、瀬人。今は休憩中なの？」
「そうだな。このまま続けてやりたいところだが、いくら俺でも作業効率が落ちるからな。暫しの休息も必要という訳だ。」
「あ…なら私いちゃまずかった？」
「いや…」
「？…っ、うわ！？」
いつもはハッキリという瀬人が言葉を濁した事に疑問を抱いていると、いきなり腕を引かれた。
急の事だったので、なんの対策も出来ずに瀬人の胸へと飛び込む。
「せ、瀬人…！?」
瀬人が私を抱きしめる。軽いパニックに陥り離れようともがくが、力が強くて離れられない。
パニックになりながらもがいていると、瀬人の声が降り注いだ。
「A…」
「ん？」
「……好きだ、愛している」
「──…っ！？」
いつもより甘く呟かれた言葉に脳が理解を果たした瞬間、頬に熱が集う。
「A、お前はオレのものだ。誰にも渡したりはせん」
「せ、瀬人…！?どうしたの急に……」
「思いの丈を伝えて何が悪い？」
「悪くないけど……」
「ならばいいだろう？」
微妙に言い返せずにいると、それまで有無を言わさない力で私を抱きしめていた瀬人の腕が緩んだと同時に、上から規則正しい寝息が聞こえてきた。
「……瀬人？」
「………」
どうやら疲れて寝てしまったらしい。
先程の行動は眠気と疲れから来る衝動だったと理解すると、途端に愛おしさが湧いた。
(でも、睡眠時間を削ってまで仕事だなんて…もう少し自分を大切にして欲しいな…)
無理な願いだとはわかっているが、そう思わずにはいられない。
だが今は少しでも睡眠を取ってもらいたいと思い、瀬人の上から身を引く。
ブランケットをそっと被せ、瀬人の頬に触れるだけのキスを落とした。
(どうか、疲れが少しでも取れますように──。)
──────
蓮様、リクエストありがとうございました。
気に入らなければ書き直しますので、お気軽にお申し付けください。
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ハルカ - ありがとうございます(*^_^*)とても良かったです(*^_^*) (2020年1月17日 14時) (
レス) id: bf9f87e973 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - ハルカさん» ただ今更新致しました。お時間ある時にでもご閲覧くださいね。 (2020年1月17日 13時) (レス) id: 93bfd3f927 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 蓮さん» 遅くなりすみません。もったいないお言葉ありがとうございます！満足していただけたようで何よりです！ (2020年1月17日 13時) (レス) id: 93bfd3f927 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - よろしくお願いしますm(_ _)m無理しないようにゆっくり書いてください(*^_^*) (2020年1月14日 21時) (レス) id: bf9f87e973 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - いやもう神ですか！？海馬くんが…海馬くんが…(語彙力崩壊)本当にありがとうございました！！ (2020年1月14日 21時) (レス) id: f38bb46244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2019年11月24日 9時
