特別なプレゼント 藍神 ページ36
「メリークリスマス、ディーヴァ！」
家に帰ると、セラと彼女にクラッカーを鳴らされた。
「うわっ…びっくりした……メリークリスマス、2人とも」
驚きに目を瞬かせながらも、2人の頭を撫でると、2人は嬉しそうに笑い合った。それを見て、僕の頬も緩む。
「さ、手洗ってうがいしてきて、ディーヴァ！今日は3人だけのクリスマスパーティだよ！」
前々から予定してた事をAに告げられ、これから始まる初めてのクリスマスパーティに胸を躍らせる。
巻いていたマフラーを取り、洗面所へと向かう。
手を洗ってうがいをし終わり、さあ2人の待つ所へ行こう、という時に、僕の前にAが現れた。
「ディーヴァ」
「どうしたの？」
名前を呼んだAに、疑問の念を抱きながら問いかけると、彼女は後ろ手に隠していた物を僕へと差し出した。
「これは…？」
「交換会とは別の、ディーヴァ。貴方へのクリスマスプレゼントだよ」
「え？本当？」
帰ってきた時のように目を瞬かせると、Aはうんと頷いた。
「そうだよ」
そう答えてにっこりと笑うAの可愛さは、贔屓目を無しにしても世界一可愛いと思った。
「あ、待って。僕も君へのプレゼントを用意してたんだ」
「え？」
実はAとセラ。2人分のプレゼントを用意していたことを思い出し、いそいそとポケットから手のひらに収まるサイズの箱を取りだした。
「ディーヴァ、これは…？」
「君へのクリスマスプレゼントだよ。君に似合うと思って」
「似合う…ってことは、アクセサリー？」
「正解。開けてみて」
「うん…」
多分ドキドキしながら箱を開けるA。
箱を開けた途端、信じられない物を見る目で箱の中身を見ていた。
サプライズ大成功。そう思っていたら、Aから声が掛かる。
「ディーヴァ、これ…！これって…！」
「指輪だよ、結婚…にはまだ早いから、婚約指輪。どう？驚いた？」
「すっごい驚いたし、すっごい嬉しい…！」
嬉しさを隠そうともしないで僕に抱きつく彼女をなんとか抱き締める。
「嬉しい…ありがとう、ディーヴァ…！」
「あはは、泣いてる？」
「当たり前だよ…！」
涙声で嬉しさを打ち明けるAから移るかのように、僕まで嬉しさで胸がいっぱいになる。
「ディーヴァ、好き…愛してる！」
「僕も愛してるよ、誰よりも。」
そうAの耳元で囁いて、そっとその小さな耳にキスを落とした──。
──────
まだセーフです。(12/25 23:56)
素直じゃない君も好き アテム※刻卯さんリクエスト→←これはまるで マリク・イシュタール��
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ハルカ - ありがとうございます(*^_^*)とても良かったです(*^_^*) (2020年1月17日 14時) (
レス) id: bf9f87e973 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - ハルカさん» ただ今更新致しました。お時間ある時にでもご閲覧くださいね。 (2020年1月17日 13時) (レス) id: 93bfd3f927 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 蓮さん» 遅くなりすみません。もったいないお言葉ありがとうございます！満足していただけたようで何よりです！ (2020年1月17日 13時) (レス) id: 93bfd3f927 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - よろしくお願いしますm(_ _)m無理しないようにゆっくり書いてください(*^_^*) (2020年1月14日 21時) (レス) id: bf9f87e973 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - いやもう神ですか！？海馬くんが…海馬くんが…(語彙力崩壊)本当にありがとうございました！！ (2020年1月14日 21時) (レス) id: f38bb46244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2019年11月24日 9時
