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「浮所!那須ってなんなの?20年一緒にいてもやっぱりよくわかんないんだけど!あの用意周到さ!私上手く丸め込まれてない?!?!」
目の前でアルコールをガンガン摂取しながら愚痴?惚気?を発する幼馴染。那須との時間には負けるけどまあ俺も小学校から一緒だから幼馴染だろう。
浮「でもなんだかんだ結婚したんでしょ?」
「だーかーら!丸め込まれたんだって!」
浮「お酒弱いんだからそんなに飲まないで」
「うきしょぉ、那須ってわたしのこと好きなのかな?」
は?いやいや今まで何を見てきたの?昔から俺は胸焼けするほどAへの想いを熱く語られてきましたが。高校が別になって絶望を感じた那須の顔、まだ写真フォルダにあるからね?
浮「自分で聞けばいいじゃん」
「…それが出来ないから言ってるんじゃん!」
浮「まあ俺が言うのも…って感じだけど、Aと仲良くなった時に那須に呼び出されたの懐かしいな(笑)」
「ナニソレ、知らない」
小1だぜ?なーんも考えずに隣の席になったAと友達になったらトイレでキレられた。「ぼくのAちゃんなんだけどどういうつもり?」って。まじ今思い出しても笑えるよね。
「待てよ、もしかして私に彼氏いなかったのって那須のせい?」
浮「…さあ?」
まああの顔面が身近にいるって知ったら普通諦めるよね。普通は。
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作者名:スナ | 作者ホームページ:http://twitter.com/6BiBiBiBiBiBi6
作成日時:2022年1月16日 20時