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「かっこいい……」
テレビに映るアイドル達。別にファンクラブとかまで入ってライブ行くとかまでは…って感じなんだけどキラキラの摂取、たまにするの良いよね。
『俺とどっちが?』
「雄登!いたの!?いつの間に帰ってきたの」
『ただいまーって言ったのにAからの返事ないから』
ムスッとした顔でソファーに座る雄登。何?今俺とどっちがかっこいいか聞いてきた?びっくりなんだけど。
こっちに来いと言わんばかりに隣をべしべし叩いてるけどまだこのグループテレビに出てるし。
『ねえ』
「んー?」
『ねえってば』
「んー」
『俺帰ってきたよ』
「んー、バイトお疲れ様」
あとちょっとだから待って、と言おうとしたらほっぺにキスされた。むむ、今ソロパートなのに。
『無視?照れるとかないの?』
「今いいところだから」
『それ終わったら相手してくれる?』
「うん、夜ご飯冷蔵庫に入ってるからチンして食べてて」
『もう!!』
ブツブツなんか言いつつもご飯を食べ出す雄登。私の目線はテレビに釘付け。
いやー、かっこいいね。やっぱりファンクラブ入ろうかな。そんなことを考えてればいつの間にか時間が経って番組も終わりに向かってきた。
『終わったよね?』
「カッコよかったね〜」
『わざと言ってる?』
相手、してくれるんでしょ?の言葉と共に押し倒されれば逃げ場は無い。
「雄登の方がかっこいいよ」
『え、そんなこと言われたら今日止まらないよ?』
「明日休みだから」
『……おれ知らないからね』
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作者名:スナ | 作者ホームページ:http://twitter.com/6BiBiBiBiBiBi6
作成日時:2022年1月16日 20時